次のバブルは12月か(最も当たるFP・中原圭介氏インタビュー)
■今はまだ、次は12月か
前回の説明でも触れたが、まだ米国経済は火種が残っているようなのだ。中原圭介氏が指摘したように、これから金融危機は本格化する可能性がある。
米国では今年に入って8月までに、銀行84行がすでに破綻に追い込まれている。連邦預金保険公社(FDIC)が発表した預金保護資金は第2四半期の間に130億ドルから104億ドルに減少しているという。商業用不動産向け融資が銀行に重くのしかかり、破たんの大きな要因になりかねないと考えている。
「今も米国では地方の銀行がどんどん潰れています。住宅市場はほぼ底入れしたかもしれませんが、まだ商業用不動産がありますから」と中原氏。
また、米8月の雇用統計は非農業部門雇用者数がマイナス21.6万人。予想はマイナス22.5万人(前回はマイナス24.7万人)。失業率は9.7%(予想9.5%)だった。中原氏はまだまだ劇的に良くなることは考えていないという。
ただし、12月に噴出しそうなテーマがあるのだという。
■きっかけ次第で12月に環境バブル発生も
「今までは上がったというよりは、下げすぎた分を戻しただけです。さすがに7000円になるようなことはないと思いますが…」
9、10の両月は一旦いくらか調整というのが中原圭介氏の見方。当然ながら投資家にとって次の興味は、その先にある。そこで中原氏が注目するのは、12月にデンマークのコペンハーゲンで開催が予定されている
気候変動枠組条約第15回締約国会合。この会合は1997年に合意した京都議定書の2012年までのCO2削減目標の後の2013年以降の目標値を決めるものだ。
「ここで目標数値や、もしかすると罰則規定も決まるかもしれず、ポイントになるのではないかと見ています。これが一つのきっかけとなって環境バブルになることも考えられます」
環境関連はいくつかのテーマがあるが、すでにバブルになったものもあったり、動きがないものがあったり様々だ。すでにリチウムイオン電池関連銘柄としてGSユアサは昨年後半から株価が数倍になったりしている。それでは、環境バブルの波にうまく乗り切るためには何を買えばよいのか。
■環境関連株の狙い方
投資雑誌などに、環境関連銘柄などと特集されることもあるが、銘柄数はひじょうに多い。もちろん、すべてを買うわけにはいかないため、ここで選択眼が必要になってくる。GSユアサのようにリチウムイオン電池もあれば、スマートグリッド(無駄を省いて最小のコストで電線網を構築する計画)、水など多岐にわたる。中原氏の見方はこうだ。
「複数の(環境関連)分野をカバーしている企業でいいでしょう。例えばスマートグリッドと水処理というふうにいくつかの要素を含んでいるような企業です」
中原氏にざっといくつか思いつきの範囲で挙げてもらうと、富士電機HD、日本ガイシ、住友電工などが複数のテーマをカバーしている銘柄だという。
「一つのテーマに絞っても良いのですが、それは当たればより大きな投資効果がありますが、外れることもあるので、幅広いテーマを含む企業を選ぶ方が安全です」
それまでに我々投資家がやっておくべきことは2つ。「株価が下がっている時に、現金を持っている人が一番強いんです」と中原氏が言うようにキャッシュポジションにしておくこと。そして、12月まで様子を見ている間に、どの銘柄を狙うのか環境関連を整理してピックアップしておきたい。(終わり)
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ただし、12月に噴出しそうなテーマがあるのだという。
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「ここで目標数値や、もしかすると罰則規定も決まるかもしれず、ポイントになるのではないかと見ています。これが一つのきっかけとなって環境バブルになることも考えられます」
環境関連はいくつかのテーマがあるが、すでにバブルになったものもあったり、動きがないものがあったり様々だ。すでにリチウムイオン電池関連銘柄としてGSユアサは昨年後半から株価が数倍になったりしている。それでは、環境バブルの波にうまく乗り切るためには何を買えばよいのか。
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投資雑誌などに、環境関連銘柄などと特集されることもあるが、銘柄数はひじょうに多い。もちろん、すべてを買うわけにはいかないため、ここで選択眼が必要になってくる。GSユアサのようにリチウムイオン電池もあれば、スマートグリッド(無駄を省いて最小のコストで電線網を構築する計画)、水など多岐にわたる。中原氏の見方はこうだ。
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