リーマンショック以降の今年4月−6月期の転職者の転職理由が、「会社の規模・知名度」よりも「仕事内容」を重視する傾向が鮮明になっている。また、転職に際し「景気悪化の影響があった」と感じた転職者は、1月−3月期(52.2%)に比べ、13.0ポイント増加して65.2%に上っている。リクルートが運営する転職サイトの登録者約3000人を対象にした調査で明らかになった。
 
 転職先の会社選択理由では、「仕事内容」をもっとも重視すると考えた人は、全体の87.1%に上り、1月−3月期に比べ、2.6ポイント増加した。一方、もっとも少なかった選択理由は「会社の規模・知名度」で、1−3月期(20.6%)に比べさらに5ポイント近く増加し、25.5%となった。

 男女別に会社選択理由をみると、男性は1月−3月期の27.3%から、4月−6月期が22.9%と4.4ポイント低下した。女性は1月−3月期の21.8%から、4月−6月期には16.2%と5.6ポイント低下し、「会社の規模・知名度」を基準とした会社選択はしない傾向が、男性よりもさら明確になっている。

 会社退職の理由だが、1月−3月期と同様に「会社の将来性や方向性への不安」が45.5%で最多。次いで、「仕事を通じて成長感を実感できなかったから」(26.4%)、「勤務条件(勤務時間、休日数、勤務地など)への不満」(22.3%)と続くが、いずれも2〜3ポイント減少している。

 一方で増加している退職理由は、「会社倒産、人員整理・解雇」(1月−3月期16.6%→4月−6月期21.6%、5ポイント増)、「契約期間の満了」(同5.7%→同7.3%、1.6ポイント増)、そして、これも不況の影響なのか「結婚」が(同2.5%→同3.1%、0.6ポイント増)となっている。


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