高橋 瞳(撮影:野原誠治)
 今年6月に発売された、BEAT CRUSADERS最初で最後?の全国ZEPP TOURの模様を収めたDVD「Oh my ZEPP / PRETTY IN PINK FLAMINGO」。同作に収録された大作ドラマ「PRETTY IN PINK FLAMINGO」では、ビークルがTHE ARMORTELLUS(ジ・アマテラス)という架空のビート・バンドに扮して、様々な障害を乗り越えて行く。そのドラマ内に登場した偽村ユウキ+ジ・アマテラスが、高橋 瞳×BEAT CRUSADERSとして人気アニメ「銀魂」のエンディングテーマとしてオンエア中のシングル「ウォーアイニー」を9月9日に発売した。

――前作のシングル「あたしの街、明日の街」がちょうど地元から東京に出て一人暮らしを始められた頃でしたが、東京での生活には慣れましたか?

高橋 瞳(以降、高橋):はい。去年の冬頃から自宅で、簡単にですけど自分でも曲を作れるようなことも始めていて。そういう中で結構急だったんですけど、ビークルさんのZeppツアーのDVDにドラマを収録したいので一緒にやりませんか?というお話を頂いたので、「やってみたいです!」という話はもう結構2年前ぐらいからしてたんですよ(笑)。その後にまた「銀魂」のお話も頂いたりして。

――そんな前からなんですか?

高橋:そうですね。会ったのは2年前ぐらいに「キャンディ・ライン」(2007年3月発売)のミュージックビデオの監督さんが、ずっとビーグルのミュージックビデオを撮っている監督さんで。その方を通して食事に行ったり、ライブを観に行かせてもらったりしていた仲でしたね。

――実際に撮影を始めたのはいつ頃からですか?

高橋:今年の2月から3月に掛けての2〜3週間とか、結構タイトなスケジュールで撮影したんですけど、その後にドラマ映像のチェックしに行ったり、ライブを観に行ったり、ご飯を食べに行ったりする機会もまた増えて。その時ちょうど20歳になって、一緒にお酒を飲みに行くという流れもあったから、結構大事な時期を皆さんと過ごしたかなと思ってます(笑)。

――最初に台本を見た時の感想は?

高橋:ベタだなぁと思って。ものっすごいベタドラマでしたからね(笑)。もうお面でやっている時点で、すごくコミカルというか、それだけでギャグだろ?みたいな所があったので。出演者がみんなミュージシャンだったのもすごく気が楽で、「楽しそうなので是非やらせて下さい」と。

――では、そんなに女優みたいに芝居をしたという感じでもなく。

高橋:「ショートムービーだから」みたいな感じで言われていたので、それくらいの気持ちで参加したら結構、長編の作品だったみたいな(笑)。

――何か、今回の撮影のために努力や準備したことは?

高橋:うーん(笑)。台本を見ていたら、そんなに長いセリフがあまり無かったので、とりあえず表情だけ上手い角度で見せられればいいのかな?みたいな。そんなに深刻に考えたりはしてないです(笑)。

――役と自分とのギャップを感じることもなく?

高橋:10代の女の子で、年もすごく近い設定だったので、「どうしよう?」みたいなのは全然無かったですね。「普段通りにやって下さい」と言われたので。

――撮影はスムーズに進みましたか?

高橋:そうですね。外のロケは天候とか色々待ったりして、時間が朝まで掛かっちゃったこともあったんですけど。現場がすごく楽しかったので、特に色んなことが「うわー!もう大変」みたいに思ったことは無かったかな。

――撮影中はどのように編集されるか分からない部分もあると思いますが、完成した作品を見た時の感想はどんな感じでしたか?

高橋:なんか、ちゃんと出来てるって(笑)。「ちゃんと出来てる」と言ったら失礼ですけど、「ドラマだ」と思ってビックリでした。お面をしてるのに、お面に表情がちょっと見えてきている自分が危ないと思うんだけど、そう見えちゃうみたいな。