「K-1 WORLD GP」への出場を強く願う武蔵は、会見後、ファイティングポーズでアピール

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K-1ファイターの武蔵が26日、都内のホテルで緊急記者会見を行った。「本人からぜひ直接皆さんにお伝えしたいことがある」とだけで詳細は一切明かされずに集められた報道陣の前で、「私、武蔵は引退を決めました。このことをご報告いたします」と引退を発表した。

デビューして14年、K-1で84戦を戦ってきた武蔵だが「どこかでケジメを付けないといけない」と、7月末には引退を決めたという。しかし、会見はここから急展開をみせる。武蔵はラストマッチに、9月26日(土)の韓国・ソウルで行われる「K-1 WORLD GP開幕戦」への出場を希望。「ファンの皆さんにチャンスを与えていただきたいと思います!」と異例の“お願い”を敢行した。

武蔵は、昨年大みそかの「Dynamite!!」でゲガール・ムサシにKO負けしてから、ことしに入って1試合もしていないため、開幕戦の出場権はない。「K-1 WORLD GP」は、昨年のグランプリベスト8、スーパーヘビー級王者のセーム・シュルト、ヘビー級王者・京太郎らすでに13人の出場が決まっており、残り「3枠」の主催者推薦選手に関しては、オフィシャルサイトで行われているファン投票や、ことしの実績を参考に決定される。ファン投票の締め切りは28日(金)で、まさにギリギリのタイミングでの“お願い”となった。だが、「ことしは試合に出ず、けがの治療に専念してきた。ムサシ戦の前に左の股(こ)関節を痛め、試合中に左の鎖骨を脱臼。でもけがを治してベストな状態をつくってきた。今の自分ならば、まだ日本人で誰も成し得ていないWORLD GP優勝を成し得ると思っています」と出場すれば勝つ自信があると宣言。

質疑応答では、「グランプリ出場権を得られないなら引退試合をやる考えは?」「グランプリでは誰と戦いたいか?」「引退後のプランは?」などの質問が次々とされたが、武蔵は「今はチャンスをいただきたいという気持ち。心からお願いしたい」と繰り返すのみで、誰と戦いたいかも、引退試合についても、引退後のプランも「考えていない」と回答。「WORLD GP王者になるのがデビューしてからの自分の夢。それを最後まで持ち続けたい」と話し、会見を締めくくった。

会見終了後、急きょ囲み取材に応じた谷川貞治K-1イベントプロデューサーは「これまでけがをしていても何度も試合に出てくれた。誰とやりたいと言ったこともないし、(マッチメークして)断られたこともない。自分で『出たい』と言うのは今回が初めて。初めての自己主張ですね。ただ、武蔵選手はことし試合をしていない。K-1では大きな功績がありますが、ことし功績のある選手もメルヴィン・マヌーフなど大勢いるので。推薦枠はファン投票をできる限り優先したいので、結果を見て決めます」と武蔵出場についての明言は避けた。

K-1 WORLD GP開幕戦のカードは、31日(月)、9月1日(火)には発表される予定。武蔵の“最初で最後のお願い”がファンに届くのか注目される。



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