大相撲 朝青龍 突然の団体行動のワケ

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 大相撲秋場所(9月13日・初日)に向けて横綱・朝青龍の周辺が、またあわただしくなってきた。もう言い訳がきかない土俵際、それも徳俵に足をかけた状態である。かつてのカリスマ横綱は一体どこに行ってしまったのか? その周辺を追跡した。



 朝青龍、秋場所も大ピンチ。大相撲はいま、東北、北海道などをまわる夏巡業の真っ最中。名古屋場所で惨敗した横綱・朝青龍も巡業前日に何とか無事に再来日。意外にも成田空港に着いたその足で東京駅に向かい、みんなと一緒の相撲列車に乗り込むと巡業地に向かった。今まではなかった移動だった。

 これまで朝青龍は、いつも巡業は他の力士たちと別行動。自腹を切って飛行機やマイカーで移動していた。それが今回は自分のフトコロの痛まない団体行動。同行する巡業部の親方たちの間からは「いよいよ朝青龍もフトコロが寂しくなったか」と冷ややかな声がもれたものだ。

 1000万円もの賞金が入る優勝から遠ざかること、横綱になって最長ブランクの3場所。夏場所前にはタミル前夫人とも離婚し、2人の子供たちの養育費として月2000ドル(約19万円)を支払わなくていけない。いろいろな意味で、節約を強いられている。



 この突然の団体行動がもたらしたものはそれだけではない。これまで朝青龍は持ち前のわがままのせいもあったが、大金をはたいて別行動することで、他の力士たちに「オレはお前たちとは違うんだ」というところを見せつけ、自分のパワーや存在感を誇示してきた。あの横綱に逆らったら、とんでもないことになるという“無言の圧力”を養ってきたのだ。それがみんなとおとなしく移動することで一気に消滅し、並みの横綱になってしまったのだ。

 「金の切れ目が縁の切れ目ではないけど、周りの見る目も全然違ってくるよ。それでなくてもうまく攻めたらなんとかなる、とみんなが思い始めているところなのに。この巡業でよっぽどビシッとしたところを見せないと、秋場所も厳しいことになるよ」と大相撲関係者は話している。

 巡業2日目にはエアコンを消し忘れて風邪をひいたと称して朝稽古をサボったり、翌日は久しぶりに稀勢の里や琴奨菊らと汗をかいたと思ったら、今度は右肩痛の再発を訴えるなど、いまだに改心したところが見えない。このままでは、土俵の鬼といわれた初代横綱若乃花をほうふつさせる“仏壇返し”のマスターに励むなど、新境地開拓に余念がない白鵬らとの水は開くばかりだ。

 秋場所も途中で3敗でもすれば、今度は名古屋場所のように結局10勝止まりでも、“不問にふす”という甘い裁定では済まされない。世間の目もより厳しく朝青龍を糾弾することは確かで、最悪の事態に追い込まれるだろう。

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