連日更新!スポーツ総合サイト

Urawa Reds Magazine 浦和レッズマガジン 公式サイト

  • トップ
  • 特集
  • ニュース

[三十路を迎える大卒79年組3人衆]曇りのち晴れ、ところにより雨

[三十路を迎える大卒79年組3人衆]曇りのち晴れ、ところにより雨

文●島崎英純
写真●兼子愼一郎、足立雅史、東和正

日本サッカー界では、1979年生まれの選手たちを黄金世代と称す。今のレッズにはワールドユースナイジェリア大会で準優勝したメンバーである高原のほかに、坪井、平川、堀之内と、大卒から現在までレッズ一筋の79年組が3人。2002年に加入し、レッズ上昇の歴史を歩んできた彼ら3人は、今年三十路を迎える。三者三様の異なる境遇で、サッカー選手としてのターニングポイントに立つ。


 新緑のピッチに、坪井慶介が立っている。

 「チョリッス。足の具合? ボチボチですよ。でも、そろそろ頑張ろうかな」 軽い調子の言葉とは裏腹に、表情は引き締まっている。トレーナーに向かい、「速いほう? それとも遅いほう?」と確認し、「速くないと意味ないよ」と返されると、彼は観念したように「やっぱりそうだよね」と言い、おもむろに全速力で駆け出した。

 大原グラウンドの全周、およそ400メートルの中でダッシュとジョグを繰り返す。約20分間それを続けると、立ち止まった彼は滝のような汗をかきながら、それでもまんざらでもない様子で、「キッツイなー」と声を絞り出した。

 昨季、2008年シーズンの坪井はプロ人生で初めて負傷以外でレギュラーを外された。年初に日本代表からの引退を自ら宣言してレッズに専念する覚悟を決めたのに、チーム状態の下降とともに、彼のパフォーマンスも低下していったのは何故か。

 控えに甘んじて間もなく、リーグ第12節川崎戦の試合後、不出場に終わりバスに乗り込む前の坪井を捕まえた。

 「実は、今季はもう試合に出られないだろうなっていう覚悟があるんですよね。それくらい、僕はこのチームに貢献できていないし、影響力もない」

 心根の太い彼が、初めて弱音を吐いた。

 組織を重んじる坪井にとって、08年の浦和レッズは惨たんたる現場だった。個人に依存し、誰かが責任を負い、そして糾弾される。プロの世界がシビアなことは十分承知の上で、このころのレッズにはチームスポーツの美学が感じられなかった。

 かつて、坪井はこんなことを言っていた。

「僕は規律のある環境が苦じゃない。いや、どちらかというと、自由奔放よりも秩序がある環境の方が好き」

 09年シーズン、レッズは刷新を図り、新たなる旅へ船出した。〝船長〟はフォルカー・フィンケ。特定個人ではなくチームで戦う理念を持つ指揮官の下で、坪井はモチベーションを高めていく。

 「今季は誰がレギュラーか、全く分からない状態だから気が抜けないですよね。(原口)元気や(山田)直輝なんかの若手も抜てきされている状態ですから。でも、その方がみんな、やる気が出るでしょ。その意味では今季は良い緊張感がある。まあ、〝おっさんJリーガー〟の僕も頑張りますよ」

 02年に福岡大からレッズへ加入し、今季がプロ8年目。1979年組の坪井は、気付くといつしかチーム内でベテランの立場になっていた。
123
[三十路を迎える大卒79年組3人衆]曇りのち晴れ、ところにより雨
   

写真一覧(2件)

  • ブログを書く
  • livedoor clip
  • はてな ブックマーク
  • Yahoo! ブックマーク
  • twitterに投稿する

浦和レッズマガジン 記事一覧

レッズ情報をメールで配信 登録は無料!!
SWINGIN'〜スウィンギン〜 ご購入はこちら
限定生産100着 URAWA 4EVER “BEER & FOOTBALL”Tシャツ

本誌読者プレゼント

豪華商品が当たる
応募はコチラの応募フォームから!

読者ページに写真を投稿する

採用された方にはもれなく掲載誌をプレゼント!
住所、氏名、年齢をお忘れなく
から!

浦和レッズマガジン・携帯サイト

QRコード

携帯で左のQRコードを読み取りアクセスしてください。

マンチェスター・ユナイテッド公式サイト