【エジミウソンインタビュー】僕の心の中にある言葉
リーグ戦16試合出場で8得点、ナビスコカップ5試合で2得点。今季のエジミウソンは順調に得点を重ね、J1得点ランキングの5位につけている。ゴールを決めるだけではない。“相棒”高原との連係は日を追うごとに改善され、ゴール前では決定機を何度も生み出している。ナビスコカップ準々決勝を突破するには、エジミウソンの活躍が必要不可欠だ。
チームが勝利するならば誰がゴールしてもいいのです
――現在のコンディションはいかがでしょうか。
「とても良いです。今季はチームメートやスタッフの助けもあって、常に良い準備ができています」
――今季にあたって、どのように取り組もうと考えていましたか。
「昨季は最悪のシーズンで、チーム、自身を含めてすべてを変えなくてはならないと思いました。それは仲間もみんな、考えていたことでしょう。絶対に昨季のような過ちを犯してはならない。今季はゼロからのスタートで、みんなが良い準備をしてピッチで走っています。そして徐々にですが、結果もついてきていると思います」
――昨季、エジミウソン選手は新潟から浦和に加入しました。ただ、浦和のチーム事情もあって、新潟時代とは違うサッカーに悩んだ部分もあったように見受けられました。
「新潟時代は、周囲が自分に期待をする部分が多くありました。また当時の新潟は陣容面からいって、一つの限界があるチームでした。だからお互いが助け合いながらプレーするようなスタイルを取り入れていました。昨季の浦和が、そのような助け合いをしていなかったというわけでもないのですが。ただ新潟時代はみんなが走らなければサッカーにならなかったので、それが戦う姿勢に直結していたような気がします。そのような環境から、今度は実力者が多く在籍する浦和に僕が加入したわけですが、確かに新潟と浦和の環境の違いに少し戸惑う部分はありました。また僕自身も事前にコンディションを整えるために2カ月間のオフを取ったのですが、自分のためとはいえ、それがあまり良い効果を生まず、なかなかプレー内容が向上しなかったのは事実です。結局、浦和は2007年までに数々のタイトルを取りましたが、昨季はチーム全体が悪循環に陥って良い結果を得られませんでした。選手は与えられたポジション、例えば一番前だろうと2列目だろうと、そこで結果を残さなければなりません。僕自身はブラジル時代に中盤でプレーした経験もありますから、ラストパスを供給するような役目もできる。人生の中ではいろいろなことを学ぶ機会がありますから、その点に関しては何も不満はありませんでした。しかし、それでも昨季はチームも僕も、サポーターの皆さんに良いプレーを見せることができませんでした」
――今季は新たにフォルカー・フィンケ監督が就任しました。監督が代わるというのは選手にとってプレッシャーになるかと思うのですが。
「新しい監督が来ると、選手は自分の力を示さなければなりません。それに加えて、僕らは去年の過ちがあったわけですから、シーズン開幕前は非常に気合が入っていました。そして今はフィンケ監督の備える哲学が徐々にチームに浸透していると思います。監督は選手とよくコミュニケーションを取ってくれます。その点では全く問題はありません」
――フィンケ監督は開幕前、レギュラーを確定させずに選手に競わせました。その点で焦りなどはありませんでしたか。
「昨季の成績を踏まえて、『自分はこのチームにいる価値がない』と思っていた選手もいたかもしれません。また僕自身は昨季チームで最も得点を決めたのですが、それが結果に反映されなければ意味がありません。それを踏まえて、今季開幕前の2回のキャンプでは僕自身、結果を残せた自負はありましたが、それでもレギュラーが確約されたとは思っていませんでした。そして今季開幕直前の僕は先発で試合に出場できるかどうか微妙な境遇でした。実際、今季開幕戦の鹿島戦はベンチで試合を見ることになりましたしね。もちろん監督のことはリスペクトしていますが、ベンチに座って良い気分でいられる選手はいないはずです。ただ、僕はそこですべてを投げ出すような気持ちにはなりませんでした。そのとき僕は、『自分の仕事を続けて、ピッチに立つ努力をしよう』と再確認したのです」
――エジミウソン選手はその後、リーグ第2節のFC東京戦でスタメンに返り咲きました。そのときのプレーは非常に素晴らしかったです。
「プロになったばかりのころに、現在フェネルバフチェ(トルコ)でプレーしているアレックス(元ブラジル代表)から言われたことがあるんです。『たとえ試合に出られなくても投げ出すようなことをするな。ピッチの内でも外でも、必ずお前のことを見てくれている人はいるんだ。だから絶対に気を抜かずに全力でプレーし続けろ』と。その言葉は僕の心の中にいつもあるんです」
――特に今季のエジミウソン選手のプレーは献身的で情熱を感じます。その点はサポーターも高く評価していますよ。
「僕は今、90分戦い続けることができます。サッカーは勝ち、負け、引き分けの三つのパターンしかありません。その中で残念ながら結果を残せないこともありますが、わたしは敗戦を受け入れるためにプレーをすることなどありません」
――フィンケ監督が目指すサッカースタイルはエジミウソン選手に合っているように思えます。エジミウソン選手は自分も味方も生きるコンビネーションを得意とし、またそれを好むプレーヤーですよね。
「監督の哲学は選手の共通意識になっています。誰かが疲れたら『じゃあ、おれが助けてやる』とすぐにサポートをします。その精神は今、ピッチ上でスムーズに表現されるようになったのではないでしょうか。第一に、チームが勝利するならば誰がゴールしてもいいのです。GKがゴールをしても何の問題もありません。前線の選手はさまざまな動きをしてスペースを見つけて入っていく。その結果、シュートをしてもパスをしてもいい。最優先はチームが勝利することなのです。今季はさまざまなパターンのゴールシーンがありますよね。今はその場面に僕がかかわることが多いので、それについてはうれしく思っています」
─印象的だったのはナビスコカップ予選リーグの大宮戦で永田拓也選手のアシストでエジミウソン選手がゴールを決めたときに、あなたが永田選手を担ぎ上げたシーンです。ほほ笑ましく思えました。
「若い彼らは、これからどんどん自信を備えていくはずです。彼ら若手は今、プロ人生をスタートさせたばかりです。これからさまざまな経験を積んでいくことでしょう。それでも、あのゴールはとてもうれしかったのです。ですから単純にタク(永田)のところにいって喜びを分かち合いました。またリーグ第5節の名古屋戦で(原口)ゲンキがゴールを決めたときも自分のことのようにうれしかった。またナビスコカップの新潟戦で(西澤)ヨシヤもゴールしたじゃないですか。本当にみんながチームのためにプレーし、助け合っている。だから誰がゴールしても自分のことのように喜びを感じてしまうんです」
チームが勝利するならば誰がゴールしてもいいのです
――現在のコンディションはいかがでしょうか。
「とても良いです。今季はチームメートやスタッフの助けもあって、常に良い準備ができています」
――今季にあたって、どのように取り組もうと考えていましたか。
「昨季は最悪のシーズンで、チーム、自身を含めてすべてを変えなくてはならないと思いました。それは仲間もみんな、考えていたことでしょう。絶対に昨季のような過ちを犯してはならない。今季はゼロからのスタートで、みんなが良い準備をしてピッチで走っています。そして徐々にですが、結果もついてきていると思います」
――昨季、エジミウソン選手は新潟から浦和に加入しました。ただ、浦和のチーム事情もあって、新潟時代とは違うサッカーに悩んだ部分もあったように見受けられました。
「新潟時代は、周囲が自分に期待をする部分が多くありました。また当時の新潟は陣容面からいって、一つの限界があるチームでした。だからお互いが助け合いながらプレーするようなスタイルを取り入れていました。昨季の浦和が、そのような助け合いをしていなかったというわけでもないのですが。ただ新潟時代はみんなが走らなければサッカーにならなかったので、それが戦う姿勢に直結していたような気がします。そのような環境から、今度は実力者が多く在籍する浦和に僕が加入したわけですが、確かに新潟と浦和の環境の違いに少し戸惑う部分はありました。また僕自身も事前にコンディションを整えるために2カ月間のオフを取ったのですが、自分のためとはいえ、それがあまり良い効果を生まず、なかなかプレー内容が向上しなかったのは事実です。結局、浦和は2007年までに数々のタイトルを取りましたが、昨季はチーム全体が悪循環に陥って良い結果を得られませんでした。選手は与えられたポジション、例えば一番前だろうと2列目だろうと、そこで結果を残さなければなりません。僕自身はブラジル時代に中盤でプレーした経験もありますから、ラストパスを供給するような役目もできる。人生の中ではいろいろなことを学ぶ機会がありますから、その点に関しては何も不満はありませんでした。しかし、それでも昨季はチームも僕も、サポーターの皆さんに良いプレーを見せることができませんでした」
――今季は新たにフォルカー・フィンケ監督が就任しました。監督が代わるというのは選手にとってプレッシャーになるかと思うのですが。
「新しい監督が来ると、選手は自分の力を示さなければなりません。それに加えて、僕らは去年の過ちがあったわけですから、シーズン開幕前は非常に気合が入っていました。そして今はフィンケ監督の備える哲学が徐々にチームに浸透していると思います。監督は選手とよくコミュニケーションを取ってくれます。その点では全く問題はありません」
――フィンケ監督は開幕前、レギュラーを確定させずに選手に競わせました。その点で焦りなどはありませんでしたか。
「昨季の成績を踏まえて、『自分はこのチームにいる価値がない』と思っていた選手もいたかもしれません。また僕自身は昨季チームで最も得点を決めたのですが、それが結果に反映されなければ意味がありません。それを踏まえて、今季開幕前の2回のキャンプでは僕自身、結果を残せた自負はありましたが、それでもレギュラーが確約されたとは思っていませんでした。そして今季開幕直前の僕は先発で試合に出場できるかどうか微妙な境遇でした。実際、今季開幕戦の鹿島戦はベンチで試合を見ることになりましたしね。もちろん監督のことはリスペクトしていますが、ベンチに座って良い気分でいられる選手はいないはずです。ただ、僕はそこですべてを投げ出すような気持ちにはなりませんでした。そのとき僕は、『自分の仕事を続けて、ピッチに立つ努力をしよう』と再確認したのです」
――エジミウソン選手はその後、リーグ第2節のFC東京戦でスタメンに返り咲きました。そのときのプレーは非常に素晴らしかったです。
「プロになったばかりのころに、現在フェネルバフチェ(トルコ)でプレーしているアレックス(元ブラジル代表)から言われたことがあるんです。『たとえ試合に出られなくても投げ出すようなことをするな。ピッチの内でも外でも、必ずお前のことを見てくれている人はいるんだ。だから絶対に気を抜かずに全力でプレーし続けろ』と。その言葉は僕の心の中にいつもあるんです」
――特に今季のエジミウソン選手のプレーは献身的で情熱を感じます。その点はサポーターも高く評価していますよ。
「僕は今、90分戦い続けることができます。サッカーは勝ち、負け、引き分けの三つのパターンしかありません。その中で残念ながら結果を残せないこともありますが、わたしは敗戦を受け入れるためにプレーをすることなどありません」
――フィンケ監督が目指すサッカースタイルはエジミウソン選手に合っているように思えます。エジミウソン選手は自分も味方も生きるコンビネーションを得意とし、またそれを好むプレーヤーですよね。
「監督の哲学は選手の共通意識になっています。誰かが疲れたら『じゃあ、おれが助けてやる』とすぐにサポートをします。その精神は今、ピッチ上でスムーズに表現されるようになったのではないでしょうか。第一に、チームが勝利するならば誰がゴールしてもいいのです。GKがゴールをしても何の問題もありません。前線の選手はさまざまな動きをしてスペースを見つけて入っていく。その結果、シュートをしてもパスをしてもいい。最優先はチームが勝利することなのです。今季はさまざまなパターンのゴールシーンがありますよね。今はその場面に僕がかかわることが多いので、それについてはうれしく思っています」
─印象的だったのはナビスコカップ予選リーグの大宮戦で永田拓也選手のアシストでエジミウソン選手がゴールを決めたときに、あなたが永田選手を担ぎ上げたシーンです。ほほ笑ましく思えました。
「若い彼らは、これからどんどん自信を備えていくはずです。彼ら若手は今、プロ人生をスタートさせたばかりです。これからさまざまな経験を積んでいくことでしょう。それでも、あのゴールはとてもうれしかったのです。ですから単純にタク(永田)のところにいって喜びを分かち合いました。またリーグ第5節の名古屋戦で(原口)ゲンキがゴールを決めたときも自分のことのようにうれしかった。またナビスコカップの新潟戦で(西澤)ヨシヤもゴールしたじゃないですか。本当にみんながチームのためにプレーし、助け合っている。だから誰がゴールしても自分のことのように喜びを感じてしまうんです」
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