7月下旬にWHO、米国CDC及び厚生労働省が全数検査を中止しましたが、感染は拡大の一途をたどっています。秋以降に企業で実施すべき対策の前に注意すべきリスクについて書いてみます。

東京都内の多くのオフィスで集団感染が発見されていますが、なかなか新聞やニュースには出てきていないようです。知人の勤務先では、館内放送で注意が促され、IT系の会社でもチーム毎に自宅待機が命じられるなど、一般的には平穏なイメージでも現場ではいろいろと対応に迫られています。

また、現在の日本国内での企業対策状況を考えると、リスク想定が定まっていない豚に起因する新型インフルエンザに対して、どのレベルでの対策を講じるべきかということが重要な課題となってきています。

新型インフルエンザ対策の企業内での対策や支援をしていると、決まって「豚の新型インフルエンザはどれだけ危険なのですか?」と聞かれます。

ですので、まずは頭の中を整理して頂くことにするのです。

「危機に感じているものは、事業継続か? 病気そのものか?」

もし病気そのものの危険性を知りたければ、感染症研究所や感染症学会の発表が全てです。「簡単に言えば、新型は、感染する年代や、死亡理由が季節性と異なり、感染力は強い。」ですが、本当の危険性を知りたいのであれば、もっと広く捉える必要があります。

「本当の危機は、新型インフルエンザの集団感染と季節性インフルエンザの蔓延が同時に起こること」

「秋以降の新型インフルエンザの蔓延に注意が必要です。」とはいろいろなところで発表されていますし、当社でもお話ししていますが、現在の新型インフルエンザの海外での感染状況を見る限り、日本でも今まで以上に拡大するでしょうし、また、季節性も感染を拡大していくでしょう。


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