コピーする表の列番号を選択し、「編集」-「コピー」を選択(Office 2003)
Excelでは、表の項目を見やすく整えるためにセルの列幅を変えることがよくある。ところが前月の表を別のワークシートにコピーしたりすると、せっかく列幅を整えたはずなのに、コピーした表の列幅が元に戻ってしまった。そして再び列幅を調整する羽目になった……こんなことはないだろうか?

そこで今回は、整形した表をそのままコピーするワザを紹介しよう。


■列幅を維持したままコピー
Excelでは、セルとセルの間をクリックすることで、セルに入れた文字列に合わせてセルの列幅を調整してくれる便利な機能がある。

列幅の異なるセルを新しいワークシートへ普通にコピーすると、セルの幅が戻ってしまい、せっかく綺麗に形を整えた表がダメになってしまう。もちろん、再びセルの幅を調整すればよいわけだが、二度手間となるので面倒だ。

実は、簡単な操作でセルの列幅を維持したままコピーする方法には、次の2通りのやり方がある。

「列全体を選択してからコピー方法」
●Office 2003の手順
1.コピーする表の列番号を選択
2.「編集」-「コピー」を選択
3.コピー先のワークシートのセルを選択
4.「編集」-「貼り付け」を選択

●Office 2007の手順
1.コピーする表の列番号を選択
2.「ホーム」-「クリップボード」-「コピー」を選択
3.コピー先のワークシートのセルを選択
4.「ホーム」-「クリップボード」-「貼り付け」を選択

「列幅の設定をあとから追加する方法」
●Office 2007の手順
1.コピーする表を選択
2.「ホーム」-「クリップボード」-「コピー」を選択
3.コピー先のワークシートのセルを選択
4.「ホーム」-「クリップボード」-「貼り付け」を選択
5.「貼り付けオプション※」-「元の列幅の維持」を選択(※貼り付けた表の右下に出てくるアイコンをクリック)

「列全体を選択してからコピー方法」はお手軽だが、表の上下に文字や数値があると、それらも一緒にコピーされてしまう。手間は掛かるが、「列幅の設定をあとから追加する方法」は列幅だけをコピーすることができる。


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