鉄子増殖の秘密がここに!『鉄子のDNA』新発売!!

写真拡大

『電車でGO』,『鉄道ゼミナール』シリーズなどのゲーム宣伝プロデューサーである豊田氏が、 これまでの鉄道ブームを紐解く新書『鉄子のDNA』を発売することが決定! 『電車でGO』など大ヒットゲームの舞台裏も知れる本作は、ファン必見の一冊だ。

鉄子(=鉄道趣味の女性)が最近増えているらしい!?鉄子という言葉自体、昔からあったのではなく、ここ数年で急速に広まったそうだ。 鉄道趣味といえば、あくまでも男性が中心のイメージで、女性のイメージはなかったけれど・・・。 なぜ今、鉄子が増えているのか。SLブームやブルトレブームという、鉄道趣味のルーツにさかのぼり、 またタイトーのゲームプロデューサーである著者が関わってきた『電車でGO!』と『鉄子の旅』という鉄道エンターテインメントの二大ヒット作にも触れながら、 その謎に迫る興味深い内容となっているぞ!

【著者より】  
鉄子という言葉をご存じでしょうか。鉄道好きの女性を表し、彼女たちの増加とともに、ここ数年で急激に広まった言葉です。  
そもそも鉄道趣味は、その人口ほとんどすべてを男性が占めていました。そのため、鉄道ファンや鉄道マニアを指し表す、「テツ」という言葉はありましたが、
存在しないと思われる「鉄道好きの女性」をあえて表すような言葉など必要ありませんでした。  わずか10年前には、そんな状況だった鉄道趣味の世界に、一体何が起こったのか。鉄子は突然現れたのか、それとも、もともといながら目に入らなかっただけなのか。本書では、そういった謎を解いていくつもりです。  
鉄子増殖のきっかけとして、最初に思い浮かんだのが、『月刊IKKI』に連載されていたマンガ、『鉄子の旅』でした。  タイトルにも「鉄子」という言葉を使っているこの作品が、鉄子増殖の大きな起爆剤となったのは間違いありません。しかし、鉄道趣味そのものは何十年も存在しながら、ずっと女性がいなかったところに、鉄道マンガが一本始まっただけで、女性が流れてくるわけがありません。  では、鉄道エンターテインメントの草分けといえる『電車でGO!』が、鉄子誕生の要因だったのか。  私は、『電車でGO!』の制作会社であるTAITOの社員であり、宣伝プロデューサーとして、このタイトルにも深く関わってきました。関係者として、鉄道趣味の世界に新しい風を吹き込んだ作品だという自負もあります。しかし、このゲームが、鉄子がここ最近急激に増えたことの直接の原因かといえば、やはり違うと言わざるを得ません。  鉄子の根は、もっともっと深いのです。  そう、日本中の子供たちがブルートレインを追いかけ回した1978年からの「ブルトレブーム」や、さらに遡って、1965年頃に始まった「SLブーム」まで、実は鉄子の誕生と繋がっていたのですから。  読み進めていく中で、SLブームから鉄子の登場までを貫く一本のレールが、見えてくることを期待しています。  
本書の構成は、大まかですが、次のようになっています。
第一章では、ここ1〜2年の鉄道趣味の隆盛について、具体的にまとめてあります。鉄子が存在できる地盤を支えている、鉄道趣味の現状です。  第二章では、日本の鉄道趣味のルーツにまで遡っています。昭和の二大鉄道ブームとされる「SLブーム」と「ブルトレブーム」を中心に、ブームの発生からその影響にまで触れます。また、鉄道趣味を大きくリアル系とバーチャル系とに分け、見通しをよくしました。  第三章では、『電車でGO!』を取り上げています。これまでとは違う新時代の鉄道エンターテインメントが、どうやって登場し100万本を超える大ヒットとなったのか。制作会社の社員として関わった立場から、当事者だからこそ知っている裏話を含め、私の知っている範囲のことは、すべてここに書いてあります。  第四章は、ゲストとして参加した『鉄子の旅』についてです。本書のタイトルにも使用してる「鉄子」を世に広め、女性の鉄道ファンを増やしたこのマンガが、鉄道エンターテイントとしていかに画期的だったのか、分析しています。  第五章では、「鉄子」に踏み込み、一体どんな女性たちなのか考えていきました。キーワードは、ママ鉄とソロ鉄。彼女たちの背景から、今現在の鉄道趣味を取り巻く状況まで通して、「鉄子」がどんな存在なのかひとつの答えを出したつもりです。  第六章は、「鉄子」増殖中の鉄道趣味は、今後どうなっていくのか。テツや鉄子たちは、どうしていけばいいのか。鉄道趣味のこれからについて、ひとつの考えをまとめてみました。鉄道エンターテインメントを提供する人にも、鉄道趣味を楽しんでいる人にも、なんらかの参考になれば幸いです。 「鉄子はどこから来たのか?」  その問いに答えるため、鉄子のDNAを探っていく旅をこれから始めたいと思います。

ss02.jpg

タイトル:鉄子のDNA
発売日:2009年8月3日(月)
版型:新書サイズ
ページ数:全192ページ
定価:735円(税込700円)
発行:小学館
サイズ:173×108
◇著者プロフィール
豊田 巧(とよだ・たくみ) 1967年奈良県生まれ。ゲーム会社TAITO勤務。
97年、プレイステーション版『電車でGO!』の宣伝責任者を担当し、 100万本以上の売り上げを記録する。
その後も、『電車でGO!』の続編シリーズや『鉄道ゼミナール』シリーズなど、 同社が手がけた家庭用鉄道ゲームの大部分で宣伝責任者を担当している。