プレナス(福岡市)が展開する弁当チェーン「ほっともっと」の店舗数が「本家かまどや」(神戸市)を抜いて業界首位となった。

 持ち帰り弁当チェーン業界の7月末の店舗数が出揃い飲食系フランチャイズを展開するプレナス(福岡市)が展開する弁当チェーン「ほっともっと」の店舗数が「本家かまどや」(神戸市)を抜いて業界1位になった。プレナスが離脱した影響で昨春トップから転落した「ほっかほっか亭総本部」(東京)は3位に位置している。

 ブレナスとほっかほっか亭総本部をめぐっては、かつて九州や東日本地区の「ほっかほっか亭」を運営していたブレナスが、フランチャイザーのほっかほっか亭総本部と商標権を巡り対立し、昨年5月にほっかほっか亭から離脱し、新ブランド「ほっともっと」を立ち上げた経緯がある。

 ブレナスの離脱により、それまで業界首位だったほっかほっか亭の3,450店舗のうち2,087店舗がほっともっとに転換したことで、昨年に本家かまどやは2位から1位へ浮上していた。各社が明らかにした7月末の店舗数は順に2,332店、2,265店、1,390店。ほっともっとは昨年5月の離脱時より322店増やし首位に立った。

 プレナスはほっともっとの他に外食チェーンストアの「やよい軒」を運営しており、こちらは関西や中国地方へ進出済み。同社は現在、「ほっともっと」をほっかほっか亭総本部の親会社ハークスレイ(大阪市)の営業圏だった関西や中国地方へ出店攻勢を強めている。一方、ほっかほっか亭はプレナスの地盤の九州・山口に昨年5月以降15店を出店している。

 プレナスがほっかほっか亭総本部から離脱したことで、これまで縄張りとしていたお互いのエリアに出店ラッシュが始まり、業界競争は激化しているが、同時に市場も拡大している。富士経済が先月発表した調査では、不況によって仕出し弁当・ケータリング業界が縮小する中、持ち帰り弁当チェーン業界の市場規模は09年見込みで前年比100.1%(5兆9,006億円)と堅調だ。ブレナスは昨年のほっともっとを開始時に3,000店まで店舗数を増やし、全国展開を進める計画を打ち出しており、当分の間、出店競争が続くとみられている。

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MONEYzine編集部[著]

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