強すぎるが故のライトヘビー級元王者との対戦。アンデウソン・シウバはここをクリアし、ミドル級戦線に戻ってくるのか

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米国ペンシルベニア州フィラデルフィアのワコビア・センターで、今週末8日(土・現地時間)に行われるUFC101『DECLARATION』。メインのUFC世界ライト級選手権試合BJ・ペン×ケニー・フロリアン戦に並ぶビッグマッチが、ライトヘビー級戦フォレスト・グリフィン×アンデウソン・シウバの一戦だ。

アンデウソン・シウバはいわずと知れたUFC世界ミドル級チャンピオンで、2006年10月に王座獲得以来、既に5度目の王座防衛を果たしており、この記録はマット・ヒューズ&ティト・オーティズと並ぶUFCレコードとなっている。その間、挑戦者が計量に失敗しノンタイトル戦となったトラヴィス・ルター戦、そして昨年7月にはライトヘビー級戦でジェイムス・アーヴィンを61秒で下すなど、UFC出場以来9連勝という記録も樹立している。

ダナ・ホワイトがいうところの“パウンド4パウンド”にあたるアンデウソンだが、パトリック・コーテ&ターレス・レイチ戦という実力差が(試合中に)明確となった防衛戦では、待ちのファイトに徹し切っていたため、不人気王者というレッテルも貼られた。

結果を重んじるズッファだが、“強すぎる”と“退屈”を同意語として捉えることはできず、ライトヘビー級&フォレスト・グリフィンという刺激的なマッチアップをすることとなった。

元世界ライトヘビー級王者フォレスト・グリフィンは、マウリシオ・ショーグン、ランペイジ・ジャクソンというPRIDEファイターを下したことで、TUF育ちの純粋UFCファイターの実力を世に知らしめた。

初防衛戦ではラシャド・エヴァンスに敗れたが、その試合でもフィニッシュにつながったテイクダウン後のパウンドを浴びるまで、ローとパンチのコンビネーションで試合を有利に進めていた。

盟友リョート・マチダがチャンピオンのため、ライトヘビー級の王座は狙わないと断言するアンデウソン。純粋にフォレストという強豪との対戦だけがモチベーションに結び付くのか。また、選手権試合ではないため、5Rとは異なる3R仕様のアンデウソンが見られるだろう。

身長でやや下回るアンデウソン、筋量ではフォレストが上ということを考えると、理想をいえば短期決戦に持ち込みたいところだ。とはいっても、フォレストは打ち合いのなかで持ち味を発揮するファイターだけに、アーヴィン戦のように相手の攻撃を受ける前に勝負をつけたい。

■UFC101対戦予定カード

<UFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]BJ・ペン(米国)
[挑戦者]ケニー・フロリアン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
アンデウソン・シウバ(ブラジル)
フォレスト・グリフィン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
アミール・サダロー(米国)
ジョニー・ヘンドリックス(米国)

<ミドル級/5分3R>
ヒカルド・アルメイダ(ブラジル)
ケンドール・グローブ(米国)

<ライト級/5分3R>
ジョシュ・ニアー(米国)
カート・ペルグリーノ(米国)

<ライト級/5分3R>
シェーン・ネルソン(米国)
アーロン・ライリー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
タムダン・マックローリー(米国)
ジョン・ハワード(米国)

<ミドル級/5分3R>
ターレス・レイチ(ブラジル)
アレッシオ・サカラ(イタリア)

<ウェルター級/5分3R>
マット・リデル(米国)
ダン・クレーマー(米国)

<ライト級/5分3R>
ジョージ・ソティロパロス(豪州)
ロブ・エマーソン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ダニーロ・ビルフォート(ブラジル)
ジェシー・レノックス(米国)