失業率が5.4%と過去最悪に迫り、非正規社員の時給引き下げが相次ぐ中、パート・アルバイトの“働く理由”が、「生活費を補うため」へと変化しつつあることが、インテリジェンスのアルバイト・パート就業者を対象とした「働く理由、辞める理由に関する意識調査」で明らかになった。

 働く理由のうち「生活費を補いたかったので」という回答は、42.9%で最多となった。次いで「趣味に使うお金が欲しかったので」(36.1%)、「時間を有効に使いたかったので」(33.3%)と続く。昨年の結果と比較すると、「生活費を補いたかったので」が0.7ポイントと若干増加となった以外は、主な理由は軒並み数値を下げている。

 目立って減少した理由は、「趣味に使うお金が欲しかったので」(9.1ポイント減)、「貯金を増やしたかったので」(4.8ポイント減)の二つ。趣味や遊び、貯金に回す余裕が無くなり、生活費を稼ぐ必要に迫られるなかで、アルバイト・パートで働く理由は「遊びのため」から「生活のため」に急速に変化しつつある。

 一方、アルバイト・パートを「辞める理由」は、「店長や社員の人の雰囲気が悪いから」が24.2%で昨年に続き最多。次いで、「給与が低いから」(16.2%)、「楽でない・疲れる仕事だから」(15.0%)と続く。昨年と比較すると、「店長や社員の人の雰囲気が悪いから」が、5.8ポイントの増加となっている。

 他には「給与が低いから」という理由が、昨年の12.1%から16.2%に、「もっとよい条件の仕事が見つかったから」も同8.2%から12.1%と急増しており、生活に直結するためか、人間関係に加え、給与や条件面でもよりシビアに仕事を選んでいる状況がうかがえる結果となった。






















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