猛暑に大雨と不安定な気候は営業担当泣かせだ。10月に新刊発売を予定しているため書店営業にいそしむ今日この頃。出版不況はすさまじいとよくいうけれど、勢いのある店と閑散としている店とでは格段の差があることに気がつく。出版不況の最中、やはり書店は「駅に近く」「大型化」したものが生き残っていく傾向がある。

■そもそも、書店営業ってなに?

簡単にいえば、「書籍の説明を書いたチラシを持って、各書店回ること」である。

出版社によっては「書店営業要員」というのを確保していることや、また、出版社によっては、著者が勝手に書店を回ることを嫌うことがあるので、本を出したことがあっても「書店営業をやったことがない」という人は多い。

書店に行き、チラシを渡しそのジャンルの担当者がいれば簡単に説明し、書店への配本を依頼する。その場で冊数と「番線」といわれるハンコウを押してもらえることもある。書籍は「委託」扱いなので、大体著者が行けば、3-5冊は注文を入れてくれる。著者によっては全国行脚して「1000冊」の書店注文を集めたという人もいるし、本格的に書店営業を展開する会社であれば、「一冊につき5000冊の注文」を集めることもある。

ただ地方在住の人にいわせると、書店にチラシを持っていっても「何ですかそれ?」「押し売り?」「悪徳商法?」「うちは本社からの配本以外受けていない」といわれることもあるそうだから、書店を回って注文数を集めるという方式は「日本中どこでもやっている」ことではないのかもしれない。

なぜこのような手間のかかる「書店営業」をするかというと、パターン配本といわれる取次ぎの配本だけでは箱に入れられたまま「ジェット返品*」されることが多々あるからだ。FAX DM*などは新聞チラシと同じ扱いなので、届いても注文を入れてくれるとは限らない。やはり直接会って担当者に顔を見せお願いした方が確実においてもらえる。


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