「後でやろう」
そうやっていろんなものを後回しにし、結局やらずに今に至る…なんてことはありませんか?
仕事ができる人は仕事に優先順位をつけない。
世の中のセオリーとは違うオグラ流のセオリーをご紹介。

「皆さん、僕が昨日メールで送った『仕事に役立つ日経新聞記事』。
もう読みましたか?」


と朝礼で話す僕。サッと全員の手が挙がった。と書きたいところだが、実際は…
パラ、パラ、パラ。15人ほどの手が五月雨のようにあがった。

そしてそれがすべてだった。なんと残りの25人つまり当社の半数以上の社員が、僕の送った記事を読んでいなかったのだ。

僕はその記事を引用してスピーチをしようと思っていたのだが、一気にやる気が
失せた。
当社の社員に話すべきはそれじゃない。それ以前の大切なことを教えてあげなく
てはならないのだ。私は話題を切り替えて、こう語りかけた。


「仕事ができる人は、仕事に優先順位をつけないんだよ」


例えば、先ほどの「新聞記事」の一斉メール。もしも、日中の忙しいさなかに
それが届いたとしたら、あなたはそのメールをその場で読むだろうか?それとも、時間がある時に後で読むだろうか?

いや、選択肢の設定が間違っていたので修正したい。


あなたは、その場で読むだろうか?それとも「後で読もう、と言い訳し、結果的に一生読まずに放置するか?」のどちらだろうか?


そう。「後でやろう」と後送りしたことは、ほとんどが実現されない。
「来週から禁煙しよう」という人が、実際に禁煙に成功することは無いのだ。

上司から仕事を頼まれたなら。メールが届いたなら。偶然誰かと出会ったなら。
新しいアイディアが思い浮かんだなら。そのタイミングを「運命」ととらえ、
その場でそれを片付けることだ。

中途半端に頭がいい人は、仕事に優先順位をつけ「やることリスト」をずらりと
並べる。例えば、先ほどの「新聞記事を読む」も、おそらく彼のリストに追加されたことだろう。


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