ダーウィンが提唱した「進化論」では当初、
自然淘汰を通じて、生命の種の進化は段階的に起こる、
つまり‘少しずつ’変化していくと考えられていました。

このことについて、ダーウィンは、
植物学者のリンネに倣って、

“自然は跳躍しない”

と断言しています。


しかし、研究が進むにつれ、

「進化は跳躍的である」

という説の方が有力となってきています。


既存の種は存続している間、
ほとんど変化(=進化)しないのです。

そして、外部環境の変化に伴い、
それまで優勢だった既存の種が適応困難となり、
絶滅の危機へと追いやられます。

一方、周辺部で偶然に出現した新種や亜種が、
新しい環境で優勢となっていくのです。

こうして、既存種から新種・亜種へと

「進化の跳躍」

が起こるというわけです。


では、社会全体の進化について考えてみましょう。

社会の場合も、生命と同様、
次のような進化のプロセスが観察されるのです。

中心部に居座り、優勢な大多数を占める

「変化しない人間」

が大きな環境変化に直面して、
不安定な状況になります。
(しかしなかなか変わろうとはしない)

一方で、周辺部に孤立させられていた

「少数の人間」(おそらく奇人・変人と呼ばれた人たち)

が、環境変化に乗じて多数派に挑戦し、
中心部へと侵入して、ついに多数派を追い出して
しまうのです。


これは企業の栄枯盛衰をイメージすると
わかりやすいでしょうね。

以前、日経ビジネスが、

「会社の寿命30年説」

を提唱しましたが、実際、ひとつの企業が
その時々の環境変化に柔軟に対応し、
段階的な進化を長期的に続けるケースは、
あまり多くありません。

ほとんどの場合、既存の企業は滅び、
新しい時代に適応可能な新興企業が取って
代わります。


アーヴィン・ラズロ氏は、
社会の変化もこのように跳躍的であり、
稀にしか起こらないこと、
そして、進化を引き起こす

「きっかけ」(誘引)

としては、大きくは以下の3種類がある
と述べています。


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