“Twitter”に公開された、アーノルド・シュワルツネッガー加州知事の動画。なぜか右手にはサバイバル・ナイフ。

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アーノルド・シュワルツネッガー加州知事が自身の “Twitter” のページで公開した動画が、物議を醸している。武器を担ぐ姿が実によく似合う男シュワルツネッガーではあるが、今回の動画はあくまでも州知事としてのもの。デスクにYシャツ姿で、しかし特大のサバイバル・ナイフを手にする知事には、市民も唖然としている。

シュワルツネッガー州知事は、“Twitter” というフランクな雰囲気の場を利用し、一般の人々からもカリフォルニア州の深刻な財政赤字からの立て直し案を募っている。21日に公開されたその動画は、27秒という大変短いもので、最初の数秒間、シュワルツネッガー知事は美味しそうな何かをなめ回すような目でナイフを見つめている。

カメラがOnであると気づき「おっと」と慌てて見せるなどは演出であろう。ナイフをデスク右横に静かに置き、カメラに向かって語り始めるが、その鋭い刃先は依然こちらを向いたままである。それはまるでどこかの軍事政権国家の最高指導者のよう、米国の政治家としては前代未聞のアピールと言えよう。


「あ、こんにちは皆さん。いろいろ素晴らしいアイデアを寄せてくれてありがとう。今予算削減について懸命に話し合いを進めている所だけれど、州の公用車を減らすっていう案がある。そうしたら突然こんなアイデアが届いたよ。私が公用車にサインし、それを高く売りに出せばいいって言うんだ。セレブが州知事なんだからって。最高にいいアイデアだ、これは実現させたいね。こんな風に皆さんも、どしどしアイデアを寄せて欲しいな。待っているよ!」

彼は20日、同州の深刻な財政難について州議会の共和党・民主党のトップらと会談、260億ドルほどとも言われる赤字解消に向けての予算案を成立させると合意に至ったが、教育や福祉の予算を削減し、州の職員のファーロウ(furlough=一時帰休)や解雇を謳っているため、反発は避けられそうにない。

バサッ、スパッと予算を削減させて財政赤字を解消させよう、この方針にビジュアル面での効果を添えるために、わざわざ刃渡り30cmもあろうかというサバイバル・ナイフを用意し、カメラに向かってギラギラさせたシュワルツネッガー。知事がこれではカリフォルニア州も本当に大変だ…。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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