【水内猛とリアド慈英蘭のMONTHLY GGR MAGAZINE】前半戦で貢献したのは誰だ?
浦和レッズ応援番組『REDS TV GGR』のMCを務める二人は、今季前半戦のレッズをどのように見ているのか?リーグ戦とナビスコカップの計18試合を振り返り、本誌マッチリポートの採点で特に評価の高かった3選手の今季前半戦について話を聞いた。
山田直樹「レッズが最も必要としていたもの」
慈英蘭「前半戦の採点で特に高評価だったのが山田直輝選手でした」
水内「正直、あそこまでやるとは思ってなかった。特にあの運動量には驚いたね。間違いなくチームで一番走っているし、それはレッズが最も必要としていたものだと思う。自分のプレーに自信を持っているし、何より楽しみながらプレーしているのがこちらにも伝わってくるよね」
慈英蘭「ついに日本代表にも選出されましたね」
水内「チリ戦では遠藤保仁や中村憲剛とは違ううまさというか、しっかり〝らしさ〞を見せてくれたよね。やっぱり、直輝にとってはフィンケ監督に出会ったことが何より大きいんじゃないかな。基本的には自由にプレーさせてもらっているし、良さを伸ばそうとしてくれている。代表ではかつての森島(寛晃)のように、圧倒的な運動量をベースとしながら攻撃を活性化させる存在になれるんじゃないかな」
慈英蘭「メディアにもかなり大々的に取り上げられていましたね」
水内「直輝は人間としての芯がぶれないよね。今どきの若者とは少し違うというか、受け答えもしっかりしているし、何よりまじめ」
慈英蘭「私は、途中出場するときの姿が印象に残っています。ほとんどの選手が指示を聞きながらうなずいてピッチに向かうんですけど、直輝選手は言われたことに対して聞き直したり確認したりすることが多いんですよ」
水内「そうだね。プレーの面ではサイドの選手がボールを持ったら、常に長い距離を走ってその背後を回る。ああいうプレーが直輝の真骨頂だよね。これからも、あいつらしく伸び伸びやってほしい。コンディションさえ保てば運動量には影響しないから。とにかく楽しみながら成長してもらいたいね」
エジミウソン「器用じゃないけど、気持ちが伝わる」
慈英蘭「直輝選手の次に高評価だったのが、リーグ第13節終了時点でチーム内得点王となる6得点を挙げたエジミウソン選手です」
水内「昨シーズンと比較すれば一目瞭りよう然ぜん、明らかにコンディションがいいよね。コンビネーション面で特別な器用さを発揮するタイプではないけど、最前線から一生懸命にボールを追い掛けるし、足元にボールが入ればしっかりキープしてくれるから、チームに対する貢献度は高いと言えると思う。今年は相手の最終ラインの背後を狙うようにもなっているから、ボールがよく動くようになった」
慈英蘭「特に守備時の積極性が目立つような気がします」
水内「そうだね。どちらかと言うと、細かい決め事をつくって戦術的に守備をするタイプじゃなくて、本能でボールを追い掛ける。でも、後ろの選手たちはエジミウソンの動きに合わせてコースを読んだり、インターセプトを狙ったりできるから、かなり効果的に機能していると思うよ。そういう意味でも自由にプレーしているし、ゴールという結果もついてきているから、今シーズンは精神的な充実を得られているんじゃないかな」
慈英蘭「13試合で6得点ということは、単純計算で2試合で1得点を挙げていることになりますね」
水内「そうだね。チャンスは去年よりもかなり増えているから、もう少し固め取りできるようになってくれるとチームが助かるかな。もちろん得点王になってほしいし、エジが得点王になってくれればチームも必然的に上に行けるよね。ヤマ(山田暢)が『エジがあれだけやってくれると助かる』って言っていたように、器用じゃないけど、一生懸命さが伝わってくる。そこが去年と大きく違うところだと思うよ」
山田暢久「ようやく潜在能力の7割」
慈英蘭「昨年までのキャプテンでチーム最年長の山田暢久選手も好調です」
水内「ヤマもとにかくコンディションがいい。岡野(雅行)と内舘(秀樹)がいなくなったことで自分が最年長になって、良い意味で危機感を感じた部分もあると思う。もちろん、ヤマの能力は誰もが認めているし、最年長といっても体力的な不安はない。監督も認めているし、むしろかなり好かれていると思うよ」
慈英蘭「暢久選手はキックオフ前や大原での練習中に監督に呼ばれることが多いですよね。そういう光景を見るたびに、信頼されているんだなと思います。もともとそうなんですけど、今年は特に試合後や練習後の取材でよく話してくれるようになりました。話していても状態の良さが伝わってきます」
水内「そうだね。間違いなく充実していると思う。今まで潜在能力の半分しか出さなかった男が、ようやく7割くらい出すようになったかな(笑)。ただ、開幕前の合宿では左サイドのアタッカーとして使われていたわけだから、シーズンが始まって全く違うポジションをこなしているのが興味深い。やっぱり1対1に強いし、最近は全盛期のスピードが戻ったんじゃないかなっていうくらいよく走っているよね」
慈英蘭「9月で34歳になる大ベテランですけど、まだまだレッズのために活躍してくれそうですね」
水内「まだまだ大丈夫。大きなけがをしないのが彼の特長だし、かなり長くプレーし続けられる選手だと思う。特に今シーズンはやるべきことがはっきりしているから、楽しさを感じているんじゃないかな。フィンケ監督についても『面白いよ』って言ってた。これから全試合に出場して日本代表に復帰してもらいたいね!」
水内 猛 Takeshi MIZUUCHI
1972年11月19日生まれ。神奈川県出身。旭高→三菱(90〜92年)・浦和(93〜95年)→ブランメル仙台(96、97年)。旭高3年時に高校選手権ベスト8。浦和ではリーグ戦48試合に出場し10得点を挙げた。現在はスポーツキャスターとして活躍。趣味はゴルフ、お酒、ランニング。
リアド慈英蘭 Geylan RIAD
1984年3月24日生まれ。東京都出身。エジプト人の父(現在は日本国籍取得)と日本人の母の間に生まれる。小学校から埼玉県川越市在住。高校卒業後にマレーシアで暮らし、イースタン・ミシガン大に進学。早稲田大に編入後、2007年に卒業した。趣味は鍾乳洞巡り、旅行。
テレ玉『REDS TV GGR』
金曜日22:00〜22:30(再放送は土曜日7:30〜8:00)試合のダイジェストや選手のインタビューなどが満載のレッズサポーター必見番組。司会は水内猛、アシスタントはリアド慈英蘭
山田直樹「レッズが最も必要としていたもの」
慈英蘭「前半戦の採点で特に高評価だったのが山田直輝選手でした」
水内「正直、あそこまでやるとは思ってなかった。特にあの運動量には驚いたね。間違いなくチームで一番走っているし、それはレッズが最も必要としていたものだと思う。自分のプレーに自信を持っているし、何より楽しみながらプレーしているのがこちらにも伝わってくるよね」
慈英蘭「ついに日本代表にも選出されましたね」
水内「チリ戦では遠藤保仁や中村憲剛とは違ううまさというか、しっかり〝らしさ〞を見せてくれたよね。やっぱり、直輝にとってはフィンケ監督に出会ったことが何より大きいんじゃないかな。基本的には自由にプレーさせてもらっているし、良さを伸ばそうとしてくれている。代表ではかつての森島(寛晃)のように、圧倒的な運動量をベースとしながら攻撃を活性化させる存在になれるんじゃないかな」
慈英蘭「メディアにもかなり大々的に取り上げられていましたね」
水内「直輝は人間としての芯がぶれないよね。今どきの若者とは少し違うというか、受け答えもしっかりしているし、何よりまじめ」
慈英蘭「私は、途中出場するときの姿が印象に残っています。ほとんどの選手が指示を聞きながらうなずいてピッチに向かうんですけど、直輝選手は言われたことに対して聞き直したり確認したりすることが多いんですよ」
水内「そうだね。プレーの面ではサイドの選手がボールを持ったら、常に長い距離を走ってその背後を回る。ああいうプレーが直輝の真骨頂だよね。これからも、あいつらしく伸び伸びやってほしい。コンディションさえ保てば運動量には影響しないから。とにかく楽しみながら成長してもらいたいね」
エジミウソン「器用じゃないけど、気持ちが伝わる」
慈英蘭「直輝選手の次に高評価だったのが、リーグ第13節終了時点でチーム内得点王となる6得点を挙げたエジミウソン選手です」
水内「昨シーズンと比較すれば一目瞭りよう然ぜん、明らかにコンディションがいいよね。コンビネーション面で特別な器用さを発揮するタイプではないけど、最前線から一生懸命にボールを追い掛けるし、足元にボールが入ればしっかりキープしてくれるから、チームに対する貢献度は高いと言えると思う。今年は相手の最終ラインの背後を狙うようにもなっているから、ボールがよく動くようになった」
慈英蘭「特に守備時の積極性が目立つような気がします」
水内「そうだね。どちらかと言うと、細かい決め事をつくって戦術的に守備をするタイプじゃなくて、本能でボールを追い掛ける。でも、後ろの選手たちはエジミウソンの動きに合わせてコースを読んだり、インターセプトを狙ったりできるから、かなり効果的に機能していると思うよ。そういう意味でも自由にプレーしているし、ゴールという結果もついてきているから、今シーズンは精神的な充実を得られているんじゃないかな」
慈英蘭「13試合で6得点ということは、単純計算で2試合で1得点を挙げていることになりますね」
水内「そうだね。チャンスは去年よりもかなり増えているから、もう少し固め取りできるようになってくれるとチームが助かるかな。もちろん得点王になってほしいし、エジが得点王になってくれればチームも必然的に上に行けるよね。ヤマ(山田暢)が『エジがあれだけやってくれると助かる』って言っていたように、器用じゃないけど、一生懸命さが伝わってくる。そこが去年と大きく違うところだと思うよ」
山田暢久「ようやく潜在能力の7割」
慈英蘭「昨年までのキャプテンでチーム最年長の山田暢久選手も好調です」
水内「ヤマもとにかくコンディションがいい。岡野(雅行)と内舘(秀樹)がいなくなったことで自分が最年長になって、良い意味で危機感を感じた部分もあると思う。もちろん、ヤマの能力は誰もが認めているし、最年長といっても体力的な不安はない。監督も認めているし、むしろかなり好かれていると思うよ」
慈英蘭「暢久選手はキックオフ前や大原での練習中に監督に呼ばれることが多いですよね。そういう光景を見るたびに、信頼されているんだなと思います。もともとそうなんですけど、今年は特に試合後や練習後の取材でよく話してくれるようになりました。話していても状態の良さが伝わってきます」
水内「そうだね。間違いなく充実していると思う。今まで潜在能力の半分しか出さなかった男が、ようやく7割くらい出すようになったかな(笑)。ただ、開幕前の合宿では左サイドのアタッカーとして使われていたわけだから、シーズンが始まって全く違うポジションをこなしているのが興味深い。やっぱり1対1に強いし、最近は全盛期のスピードが戻ったんじゃないかなっていうくらいよく走っているよね」
慈英蘭「9月で34歳になる大ベテランですけど、まだまだレッズのために活躍してくれそうですね」
水内「まだまだ大丈夫。大きなけがをしないのが彼の特長だし、かなり長くプレーし続けられる選手だと思う。特に今シーズンはやるべきことがはっきりしているから、楽しさを感じているんじゃないかな。フィンケ監督についても『面白いよ』って言ってた。これから全試合に出場して日本代表に復帰してもらいたいね!」
水内 猛 Takeshi MIZUUCHI
1972年11月19日生まれ。神奈川県出身。旭高→三菱(90〜92年)・浦和(93〜95年)→ブランメル仙台(96、97年)。旭高3年時に高校選手権ベスト8。浦和ではリーグ戦48試合に出場し10得点を挙げた。現在はスポーツキャスターとして活躍。趣味はゴルフ、お酒、ランニング。
リアド慈英蘭 Geylan RIAD
1984年3月24日生まれ。東京都出身。エジプト人の父(現在は日本国籍取得)と日本人の母の間に生まれる。小学校から埼玉県川越市在住。高校卒業後にマレーシアで暮らし、イースタン・ミシガン大に進学。早稲田大に編入後、2007年に卒業した。趣味は鍾乳洞巡り、旅行。
テレ玉『REDS TV GGR』
金曜日22:00〜22:30(再放送は土曜日7:30〜8:00)試合のダイジェストや選手のインタビューなどが満載のレッズサポーター必見番組。司会は水内猛、アシスタントはリアド慈英蘭








