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全英、いよいよ開幕!

2009年07月15日17時57分 / 提供:生ゴルUSA

生ゴルUSARSSファイル
全英、いよいよ開幕!
Photo / Jun Hiraoka 平岡純

舩越園子の生ゴルUSA

いよいよ明日、全英オープンが開幕する。日本の注目は言うまでもなく石川遼とタイガー・ウッズの同組ラウンド。そしてターンベリーでも、やっぱりこの組が注目されているのは同じだが、注目の意味はあくまでも「タイガーがどんなゴルフをするか?」であって、「リョウ・イシカワがどんなゴルフをするか?」に対する注目度は、開幕前は残念だがら非常に低いと言わざるを得ない。水曜の朝に開かれた石川の記者会見に出席した欧米メディアは途中退席した記者を含めても3人しかおらず、彼らからの質問はゼロ。欧州メディアは「若手選手ならローリー・マキロイが注目だよ」というところだし、米メディアの興味関心はタイガーのみ。だから、石川に対する注目が低いのは仕方がないのである。注目を上げるためには「結果=成績」を出すしかないわけで、それは石川自身が一番よくわかっていることだと思う。

ところで、タイガーの記者会見、石川の記者会見を振り返ると、2人が共通して口にした言葉の中で気になるものが1つある。それは「経験」という言葉だ。

メジャー14勝、百戦錬磨のタイガーといえども、このターンベリーでプレーするのは王者にとって初めてのこと。その「初」が明日からの試合でどう影響するのかと問われたタイガーが、面白い返答をした。「どっちにしても去年の経験に頼ることなんてできない。そんなものは意味がないからね」。ちょっと解説すると、タイガーにターンベリーでの「去年の経験」なんてものは、もちろんない。だが、どうせリンクスでは風の強さも向きも天候も、何もかもがめまぐるしく変わるのだから、「去年、ターンベリーで戦った」なんて経験がたとえあったとしても意味がないという意味合いでタイガーはそう言ったのだ。

そう考えると、石川がターンベリーを初めて回ることは、一見、大きなハンディのようでも、タイガー流に言えば「そんなもの初めてでも何回目でも同じだよ」ということになる。それは、石川にとって朗報と言えるだろう。

さて、その石川本人が口にした「経験」は、タイガーが言った「経験」とは、まったく別の意味だった。石川は「今回のポイントは、どれだけ早く自分の世界に入って自分のゴルフができるかどうか。それに何ホールかかるか。目標は1番ホールから自分のゴルフがしたい。リンクスは1日の間に半そででプレーしたり、上着の上にレインウエアを重ねることもある。こんな経験は初めてだけど、それを積み重ねていくことで慣れていく。そういう経験を積んで、これ(全英)が終わったあとに日本のツアーで生かしていきたい」

これらをまとめると、こうなる。タイガーは「過去なんて関係ない!考えるべきこと、頼れるべきことは今だけ」。石川は「今、いろんな経験をしている。それが未来に生きる」。2人のスター選手が、「現在・過去・未来」に対する考え方を垣間見せた会見は、なかなか興味深かった。次なる興味は、明日からの試合で2人がそれぞれ、どんなプレーを見せてくれるか。今から楽しみだ。(舩越園子/在米ゴルフジャーナリスト)




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