突然現れた「100万円」というお金。数ヶ月でそれが消え去ってしまった理由とは? お金の流れを追っている内にその時見えなかったものが見えてきた。

「厚生年金もらい忘れ」により、実家の母がある日突然100万円を手に入れた。別段生活に困っているわけではないので、ここはぱっと使ってしまおう。何か良いアイデアはないか、と相談された。

■ 是非・当社に出資を!

100万あれば十分書籍の印刷代になる。是非当社に出資を! と持ちかけたが、「会社に100万出しても一瞬で使われて面白味がない」と一蹴。「面白くなくてもいいから、娘の会社に出資をするのはきっと楽しいよ」という言葉は母の耳に届いていなかった。

■ インコを買おう!

犬だと100万円ではオツリが出てしまう。が、大型の「ヨウム」や「ゴシキインコ」「モモイロインコ」などだと価格的に合ってくる。これら大型インコの寿命は30年以上と長い。今母が買っても将来的にはわたしの所に「高級鳥」がやって来る可能性が高い。ならばそれも良いかもしれない。勝手に納得し帰ってしまったのが運の尽きであった。

■ 一ヵ月後、100万円はきれいさっぱり消えてなくなっていた

一ヵ月後実家に出向くと、何故か母の車が新調されていた。事情を聞くと先月車検を出した際、ごにょごにょといわれ、何故か買うことに急遽なったのだという。なんでも「あと一台売れないと月のノルマが達成できないので、値引きするから何とかお願いしたい」と毎日泣きつかれたのだという。車検を出したときのデメリット、新車を買ったときのメリット等々。高級インコの野望は水色の小型車に姿を変えていた。恐るべき車の営業マン! と感動する以上に、その計算されたマーケティング手法に脱帽した。

■ マーケティングの基本「会う機会を作る」「ニーズを知る」「信頼される」


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