ドラゴンクエストの最新作である「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」が度重なる発売延期を経てついに2009年7月11日(土)に発売されたわけですが、現時点ではネットのあちこちでその評価を巡って荒れまくる状態が続いており、「ドラクエ9はクソゲーだ!」という評価を下す人々と「ドラクエ9は普通に面白い!」という評価を下す人々との間で今もなお激突が繰り広げられています。

一体何がどうなってこんなことになってしまっているのか、ここまでの流れをまとめてみました。

詳細は以下から。
◆繰り返された延期、過剰にふくらむ期待


まず大前提として、今回のドラクエ9は予定通りであれば2007年中に発売されることになっていたはずなのですが、それが二回延期されているという事実があります。1回目の延期は2007年8月27日に発表されています。

ニンテンドーDS 専用ソフト「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」発売予定変更のお知らせ | SQUARE ENIX

これにより、2007年中発売予定からから、2008年中発売予定となりました。この時点で既に「ほぼできあがっている」状態だったらしいのですが、2008年10月1日、発売時期が2009年3月になることが発表されます。

ニンテンドーDS 専用ソフト『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』発売時期に関するお知らせ | SQUARE ENIX

結局、2009年3月28日(土)に発売されることに決まったわけですが、1ヶ月前になって再び発売延期を発表、平成21年7月11日(土)に決まった、というわけです。

「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」が発売延期、ソフトウェアに重大な不具合 - GIGAZINE

つまり、2007年中→2008年中→2009年3月→2009年7月というような変遷を経ており、実に約2年も発売が遅れた形になってしまっているという事実があります。そのため、過剰なまでに期待がふくらんでいった可能性が大きいわけです。

なお、この最後の延期についてスクウェア・エニックスの和田社長は「デバッグが間に合わなかったため」「油断していた」とコメントしています。

◆ゲームシステムの変遷
そもそも2006年12月の時点では今回のドラクエ9は「アクションRPG」として作られていました。このことは当初の2006年12月に行われたシリーズ生誕20周年記念の新作発表会の中でも触れられています。

スクウェア・エニックス、DS「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」発表。Wi-Fiで4人同時プレイに対応したオンラインアクションRPG
ゲーム内容は、俯瞰視点でのアクションRPGで、これまでのコマンド選択による戦闘とは大きく異なる。またニンテンドーWi-Fiコネクションにも対応予定で、4人でのオンラインプレイにも対応する。

実際に発表会で披露された際の画面は以下からムービーで見ることができます。

YouTube - Dragon Quest9 DQ9 DS


これが2007年5月の時点において、なぜか従来と同じコマンド選択式のバトルシステムになっています。

『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』はコマンド戦闘!! - ファミ通.com

また、この時点では以下のような感じで「ネットワークプレイ」も可能ということになっていました。

『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』の戦闘は、コマンド選択式のバトルシステムに決定! これまでのシリーズと同じように、じっくりと戦略を練ってバトルに挑めるぞ。しかし、フィールドをモンスターが徘徊していたり、多人数で冒険できるネットワークプレイの採用など、本作ならではの新要素も満載。これらが、どのような冒険や戦闘を生み出すのだろうか?

このことは当初、「Wi-Fiコネクション」を使ったオンライン協力プレイが可能という話だったはずなのですが、2009年6月の時点では以下のようになっています。

痛いニュース(ノ∀`):DSドラクエ9、Wi-Fiでのオンライン協力プレイができないことが判明

スクエニ、DS「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」ついに完成! -GAME Watch
[お詫びと訂正]
 当初「Wi-Fiで4人まで参加できる協力プレイ」としておりましたが、これは編集部による誤りで、正しくは「DSワイヤレスプレイ」となります。関係各位にご迷惑をおかけいたしましたことをここにお詫びし、訂正させていただきます。

お詫びの元となったのは2006年12月12日の発表会の記事。スクエニは各種記事などは細かくチェックしており、時々GIGAZINEにも連絡が来るので、2年半も間違いを放置していたというのはちょっと考えがたい事態です。このことについてはスクエニの広報担当が以下のように回答しています。

「ドラクエIXの協力プレイ、当初からDSワイヤレスプレイのみ」とスク・エニ - ITmedia News
 ドラクエIXは、「DSワイヤレスプレイ」機能を使い、近くにいる3人までの人と通信して協力プレイできるのが売りだが、公式サイトに「Wi-Fi コネクション対応」とあったことなどから、インターネット経由で見知らぬ人とも協力プレイできるのでは――と期待するユーザーもいた。

 これは誤解だったようで、同社の広報担当者は、「開発当初から、Wi-Fiではなく、DSワイヤレスプレイを使って協力プレイする仕様だった」と話す。Wi-Fiは、追加クエストのダウンロード機能などで活用している。

発表時点では「4人でのオンラインプレイ」だったものが「3人でのDSワイヤレスプレイ」という感じに落ち着いており、ぱっと見ると縮小したような印象を受けます。このことを知って落胆した人も多かったらしく、段々と雲行きが怪しくなり始めます。

さらに、2009年6月25日、セーブデータの数が「1つ」であることが判明。

来月発売の「ドラゴンクエストIX(DQ9)」、セーブできるデータはソフト1本につき1つのみ - GIGAZINE

痛いニュース(ノ∀`):「ドラクエ9」、セーブは1つしかできないと判明…ファン困惑

これによって正真正銘「プレイしたいユーザー1人につきソフトは1本必ず必要」ということになり、大騒ぎになった、というわけです。

さらに、ドラクエ9への過剰なまでの期待を客観的に表している数値が「1000万本」という予想販売本数。和田社長は会見の中で「(DS版の)『ドラゴンクエスト4』が100万本を超えたように下(最低ライン)が堅いことは分かっているが、上はどこまでいくか分からないし、我々も楽しみにしている。DSならば1000万本もない話ではない。PS2(のドラゴンクエスト8)では、ありえないことだった」とコメントしています。

そして、発売直前の2009年7月10日、予約本数も尋常ではない数に達していることが明らかになります。

いよいよ明日発売の「ドラゴンクエストIX(ドラクエ9)」は史上最高の売り上げを達成か - GIGAZINE
毎日新聞社の報道によると、TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンタイザーが、明日午前7時から発売される「ドラゴンクエストIX(ドラクエ9)」について、過去最高のヒットが期待できることを明かしたそうです。

これはここ1週間でTSUTAYA全店に入ったドラゴンクエストIXの予約が、全世界でシリーズ最高となる488万本を売り上げた「ドラゴンクエストVIII(ドラクエ8)」の倍以上に及んだことを受けたもので、値段も安いためロングセラーとして年末までランキングの上位に入ってくるのではないかと予想されているとのこと。

このようにして、さまざまな失望や落胆、それとは逆向きの「これだけ時間がかかったのだから面白いに違いない」という期待、期待の数を表す予約の数、ドラゴンクエストの正式ナンバリングタイトルであるという事実、これまで積み上げてきたもろもろの評価とが交錯しまくり、ついに発売当日を迎えることになったわけです。

◆荒れに荒れるレビューサイト
「ドラクエ9がビミョウ」というようなマイナス面の評価が最初に出始めたのは、発売日前にフライングゲットしたユーザーからのもの。このフライングゲット自体については以下が詳しいです。

オレ的ゲーム速報@刃:『ドラゴンクエスト9』 フライング発売ショップの言い訳

まにあっくすZ 「ドラクエ9」 早売りショップの言い訳がすごい


また、発売日前にドラクエ9がネット上に流出するという事態に。

まにあっくすZ 「ドラクエ9」データ流出 さらに子供でもプロテクト解除できるというパッチが配布される

そして発売開始当日の様子は以下のような感じでした。

ドラゴンクエスト9発売。朝7時、秋葉原の様子 - アキバBlog

『ドラゴンクエストIX』、発売カウントダウンイベントに堀井雄二氏が登場 | ホビー | マイコミジャーナル

はちま起稿 - 『ドラゴンクエスト9』発売!抱き枕男や謎の外人が現れたりと色々カオスな事に

そして、Amazonのレビューが荒れに荒れまくるという非常事態に突入。

はちま起稿 - 『ドラクエ9』のアマゾンのレビュー欄の荒れ方が尋常じゃない

痛いニュース(ノ∀`):“星1つが100以上” Amazonの「ドラクエ9」レビューが大荒れ状態に

【ネタバレ】ドラクエ9のアマゾンレビューがとてつもなくヤバイことになってるらしい。:アルファルファモザイク

そもそもAmazonはなぜか「発売前」の商品についてもレビューが可能であったため、ドラクエ9にも2009年3月の時点で300件もレビューが付けられ、Amazonが3月9日までにドラクエ9に付けられた300件以上のレビューを全削除、さらには2009年7月7日に発売前の製品のレビュー機能を廃止する事態になっています。そのため、発売当日まで積もり積もったさまざまな思い・期待・不安などなどが一気に噴出した形になったわけです。

そのため、Amazonだけではなく、価格.comのようなサイトでも極端な評価が出る事態になっています。

価格.com - スクウェア・エニックス ドラゴンクエストIX 星空の守り人 ユーザーレビュー・評価


特徴的なのは、「面白い」と思う人の評価は割と普通の範疇で抽象的なものが多いのに対し、「面白くない」と答える人はやたら具体的で細かい点に触れることが多いという点、つまり、事前に触れていた情報量の多さや期待値などがそのまま主観的な感想であるはずの「レビュー」にダイレクトに直結しており、さらにこれまで見てきたような数々の事件などによって、通常以上に過剰な反応が引き出された形になってしまったようです。

◆過剰な期待を寄せることとなってしまった原因まとめ

ここまでの時点で過剰な期待を寄せる要因をまとめるとこうなります。

・2007年中の発売が2009年7月になった

1回目の延期は「クオリティアップのため」で、2回目以降もバグをつぶすなど、基本的に「改善」の意味合いで延期するということを発表していたため、「開発の時間がたくさんかかるのであれば、きっとすごくいい内容になっているに違いない」という期待が過剰に高まってしまったわけです。

・アクションRPGだったはずが従来と同じコマンドバトル方式になった

過去のナンバリングタイトルと比較されやすくなった。つまり、過去のドラゴンクエスト1から8まで、そのすべてと比較されてしまうことになってしまったのです。過去のドラクエすべてを超えなければ納得してくれないユーザー層というものが確実にいるのだ、ということです。

・発売直前で出てくるネガティブ情報の数々

「ネットワークプレイ」と聞いてもっと自由なスタイルのオンラインRPGを想像していたが実はそうではなく、セーブデータの数も1つしかない、などというような感じのマイナス面の情報が直前になって立て続けに出てきてしまいました。つまり、「裏切られた」感が強いユーザーも確かにいたはずなのです、過剰に期待してしまっているがゆえに。

・期待している人がほかのゲームよりも桁違いに多かった

社長自身が1000万本を狙えると明言したという事実、事前の予約本数がすごい数であるため、過去最高の販売本数になると期待されたことなどから、ほかのゲームよりもユーザー数が圧倒的に多いことは明白です。つまり、不平不満を言うユーザーの数も多くなるのは必然、というわけです。

さらに追い討ちをかけるようにフライングゲット情報やマジコン関連情報などがネット上で展開され、挙げ句の果てには以下のような情報も。

【2ch】ニュー速VIPブログ(`・ω・´):ドラクエ9のとある必殺技が判明して大騒ぎwwwwwww

実際にはとある職業の場合のみに使用可能となる技の一部なので、特に不自然さはないのですが、ここだけを取り出すと確かに妙な雰囲気がします。しかしドラクエはそもそもかつてドラクエ2の時点から「あぶないみずぎ」のようなことをしていたので、いつもと同じと言えば、確かにいつもと同じなわけです。が、「いつもと同じ」では許してくれない土壌もあったのだ、ということです。

また、ネット上において、ゲームに詳しい人であればいろいろな裏事情に詳しくなってしまっているという事実もあります。例えば発売延期については以下のような感じです。

発売が延期になったテレビゲームには気をつけろ! - ペン君流ことわさ日記。
テレビゲームの発売延期は最近ではよくあることだ。まあ、どことは言えないが某□社などでは当たり前の様に新作ゲームの発売日延期が行われている。会社名を出してしまうと問題になってしまうので某□社とさせてもらおう。あくまで、某□社だ。

何故発売延期になり得るのか少し考えてみた。

発売延期になる三大要素

1. 開発自体に遅れが生じた
2. 致命的バグが発見されてしまい修正に手間取った
3. 作ってみたが面白くなかった

この3つが主な要因ではなかろうか?

また、そのゲームが面白くなかったと感じた場合、その責任をゲーム会社に問うことになるわけですが、そのことについても以下のような実態もあり得ることが既に詳しいプレイヤーであれば把握してしまっている、という時代の変化があります。

糞ゲーはだいたいこういう流れでプロジェクトが進む。
とりあえずプロデューサが作りたいゲームを語る。酒の席だったりする。

それを何となくプランナに伝えて営業用資料を作る。この過程で何度も何度もあーでもないこーいうつもりでもないと言いながらもできあがる資料は抽象的でなんとなくそれっぽい絵とどこかで見たようなシステムに独自っぽい名前を付けてるだけのすっからかんなペラい物になる。本音を言うと「ポケモンを作る」と言われる方が楽だ。「作りたい本人が説明できない、今までにないような独自のゲーム」を作る事になるとバグとか糞とか以前に完成しない。

そのペラい資料をもって営業に行くがすんなりは決まらない。この間はいい感じだねって言ってたじゃんって展開も。そのまま下にも同じ事を言われる。

決まらないがとりあえず作り始めてとデザイナとプログラマに投げられる。とりあえずジャンル名くらいしか決まっていないので色々聞きながら作ってみる。もちろん面白いとかつまらない以前の内容になる。(十字キーで絵が動くだけレベルとかシステムを一個だけそれっぽくしてるとか)

開発が始まると政治的なパワーバランスなどの都合により今まで作っていた何物かはゴミ箱に行くことに。でも「もう半分くらい作ったんだから簡単にできるハズ」等と言われる。DSのARPGだったハズがPSPのSRPGになったのに。(極端だけどハード変更はザラ。あまり大きな問題はない)

プランナはまた初めと同じように内容を伺う。日を跨ぐと違うことを言うので出来るだけ素早く箇条書きにしてる。なかなかまとまらないがデザイナとプログラマはまた何かを作り出す。何を作るかは分からないが何となくキャラとか背景の枚数を妄想して分担表とかをつくる。プログラマも仮想工数表を作る。

放っておくと大量のアイテム、大量のイベント、大量のモンスター、仕様のバグ、労力の割に効果があまりないような話、壮大な計画がブチ上がってくるので必死で止める。

(仕様バグは仕様見ただけで分かるような無茶な物のこと。例えば100個の素材アイテムから3つを合成してすべて違うアイテムが錬成されて全部に名前と効果と絵が付くとか。16万通りもある事を理解できていない)

プランナはこの段階で死にそうになっている。一応存在するプランナの締め切りが迫ってくると当然毎日徹夜して仕様書を作成していくのだが、なんど書き直しても「つまらない」「ここはこういうつもりじゃなかった」「字にすると面白そうに見えないから名前を考えて」「(仮の)絵が気にくわないからインスピレーションが〜」「やっぱこうの方がいい」「昨日いいこと思いついた」等の必殺技に返り討ちにされる。仮絵をデザイナに描いて貰っている場合はデザイナに頭を何度も下げに行く。プランナの締め切りはもちろん守れられない。その分のしわ寄せはデザイナとプログラマがかぶることになる。毎日毎日両部門に目に隈を作ったプランナ勢が「間に合わなくて済みません」と謝っている。ただしデザイナもプログラマも怒らない。プランナが遊んで遅れてる訳じゃないし。一緒に仕様固めを手伝う。

何となくあがってきたプランナの仕様を眺めながら作る。ただし細かいことは何にも書いてない。オプション画面と一言だけ書かれているならましで、オプション画面の存在が伝えられていない事もザラ。その当りは必要そうな設定項目をプログラマが洗い出してデザイナが全体の空気を読んだ画面デザインを構築して己のインスピレーションを信じて勝手にプログラミングする。とりあえず作った物を見せると「俺の指示と違う」等と言われることが多い。指示なんかないのに。ただしこれがそのまま使われることも良くある。

開発が中盤に入る頃には仕様がしっかり上がって……いない。絶対。時間だけが無情にもすぎるが未だ路線が定まらない。分からないところは逐一聞きながら作る。聞かないでも作る。運が悪いと何故聞かなかったと言われる。デザイナはひたすらリテイクを食らう。世界観と合わないとかこのキャラだけ浮いているとか。世界観なんて説明書の2ページ辺りに描かれてる物語程度にしかなかったりするし。絵の枚数が気が付くと増えている。色数指定が破られている。容量が足りなくなる。プログラムで容量を何とかしろと言われる。もうたっぷり圧縮してる。

開発終盤。締め切りに間に合わない事が確定的になってから仕様をとりあえず削ってみる。最初からそれはいらないと言い続けた場所を削るがプロデューサは不満顔。最初から入れなければもっと早かったのにと毎度毎度言い続けてるが変わらない。デバッグ期間は短くてもいいとか言い出す。それで前もバグを出しただろうに。やっぱりあそこが気に入らないから変えてとかこの期に及んで言う。デザイナは絵1枚当たり作業時間が割とはっきりしているのでギリギリまでリテイクされる。プランナはデータを必死で打ち込む。「戦闘バランスが悪い。調整してないのか」とか言われる。その時間はお前が削ったんだ。プログラマは頻繁なデータの差し替えをしながらバグを潰していく。何度言ってもデータの差し替えはすぐ出来ると思われている。そろそろセレロンはやめて欲しい。デザイナもメモリが足りないので勝手に増やしている。バグは無理矢理潰す。みんな死にそうな顔をしているが激太りもしてる。

発売前にプロデューサが偉そうな顔して雑誌やブログにコメント。

発売して糞ゲーと言われる。世間一般的にバグれば販売元とプログラマのせいにされて(予算を出さなかったから、プログラマがミスをしたからと思われている)つまらなければディレクタやプロデューサが批判される。(世間の(俺の)面白いと思っていることを理解できていない!とか)このために軸のぶれているプロデューサやディレクタは上がってきた物が面白くないと感じると仕様変更をガンガン入れてくる。たとえバグっても内容が悪くなければ叩かれるのは自分じゃないもんね。時間と金をもって来ないのにこれをする人が時間を無駄遣いさせる。プログラマはバグを出したくないので仕様変更が出ないよう出ないよう事前に釘を刺しに行きたがる。

終わった頃には人数が減っている。そして募集が掛かっているw

さらに今回のドラクエ9の場合、かなり致命的だったのが、2008年12月に登場した以下のエントリー。

来年出る大作が相当ヤバイことになってるらしい
友達から聞いた話だけど来年春に出る大作が相当ヤバイことになってるらしい。

いわゆる友達は開発下請け会社で働いていて、誰でも知っている大作ゲームを作っている。

どのタイトルかは言えないが聞けば誰でも知っているような有名作品だ。

始めて聞いた時は驚いた。子供の頃ずいぶん遊んだものだったからだ。

だがあまり開発は順調ではいらしい。デスマーチっていうあれがあるのは知ってたから、忙しいんだなという程度に聞いていたがじっくり話を聞くととんでもないことになっているらしい。

原因は色々あるらしく誰が一番悪いとは言えないみたいだ。

現場にやる気がないのだけは真実らしくて、それは一番偉いクリエイターが気まぐれすぎて下請け会社の作業がストップしたことがあるからだと言っていた。

そして下請け会社は最初に大作を引き受けた時とは段違いに大きな会社になっていたので、

自分の会社だけで作るソフトで人気作品が何本もできているので、気まぐれに振り回されるより自分たちのゲームに力を入れてしまい

最終的に気まぐれなクリエイターがやる気になった頃には人手が他のゲームに振り分けられてしまっていて

人手がないから作業が全く進まず、進行が遅れに遅れてゲーム内容がとんでもなくヤバイもののまま来年春の発売を迎えることになるらしい。

しかも散々待たされて出てきたストーリーが今更天使と悪魔の戦いとかって陳腐なもので現場にますますやる気が出ない。ラスボスの正体を聞いてメガテンの真似かよって思った。

戦闘バランスは全然調整されていないし、ダンジョンの仕掛けが全部作動しないようになってて(?)トンネルを抜けるのと同じですごくつまらないらしい。

色々なシステムを詰め込んであるけど連携がとれていなくてグチャグチャなシステムになっていて、

俺も大好きなカジノも始めはある予定だったけど間に合わないから全部なくなったらしい。

きせかえシステムが売りらしいんだがもうすぐゲームを完成させないといけない時期なのに

プロデューサーやクリエイターがキャバクラの女の子にモテたいからキャバクラ風の見た目や服が増えたらしい。

物語にもキャバクラの女の子にだけわかる内輪受けの内容が入ったり重要なキャラクターに愛人の名前をつけたりやりたい放題で、

すごく有名なゲームで作る前は大好きだったけど裏側を知って嫌になったそうだった。

そういうどうでもいい所に追加要素が入って現場はめちゃめちゃ忙しいのに、本筋のゲームの内容がやっつけ仕事でつまらなくなっていて、

本当に失望したと友達が愚痴を言っていた。次は絶対に下請けのゲームには関わらないで自分の会社で出しているほうを作りたいから、

あとgggggggggttyyyyyyヶ月我慢してるんだそうだ。

発売後に2ちゃんが祭りになるのが楽しみだからそのためにがんばっているらしい。

出来上がったらくれると約束していたんだが正直愚痴を聞いてたら俺もやる気がなくなってきた。

前のから何年経ったと思ってるんだよ。ちゃんと作ってくれよ。楽しみにしてたんだよ。

そいつには言えないがクリエイターやプロデューサ=やには腹が立ってしょうがない。

友達がかわいそうだよ。お前達nあにやってんだよ?

ドラクエ9に対する不満というのはもう各種レビューサイトや掲示板を見ればこれでもかこれでもかというぐらいに多く見つかるわけですが、システム面以外での不満であれば「サンディ」という妖精についての不満がかなり多いようです。

妖精サンディ - Creator's Voice
市村. 今作でも、冒険の仲間は、「ルイーダの酒場」(※10)で集めるようになっています。もともと設定されているキャラクターを、そのまま冒険に連れて行くこともできますし、主人公と同じように、顔から髪型、それに職業までを選んで、自分好みのキャラクターを作って連れて行くこともできます。
それから、パーティーは組めないんですけど、「サンディ」という妖精も仲間のひとりとして登場します。いわば冒険のガイド役で、とても重要な役回りでもありますので、どんなキャラクターにしたらいいものかと、すごく話し合いをしたんです。そしたら堀井さんが「ギャルがいいだろう」と(笑)。

堀井. 前作の『ドラゴンクエストVIII』に、主人公と冒険をともにするトロデというキャラクターを登場させました。こいつは、いわばストーリーの“狂言回し”のような役割で、パーティーがどんな状況にいても、ひょこっと顔を出して、冒険をフォローしてくれる。おかげで、ストーリーもテンポよく進められたんですが、それがオバケのような醜い姿のオッサンだったので、今回は“カワユス系”で行こう、みたいな。それで小悪魔アゲハというか、ギャル系にしてみました(笑)。

こういうキャラを受け入れられる人も確かにいるのですが、そうでない人もいるのに加え、ざっくりとまとめた点からもわかるように、期待と不安が積み重なってしまったことに加え、積もり積もってたまりにたまったさまざまな感情が発売日になって一気に大爆発してしまったため、収拾の付かない事態に陥ってしまったと考えられます。

なお、上記の件と直接関係ない件についてなのですが、スクエニの公式ブログでは以下のようなエントリーが2009年7月8日に広報担当から投稿されています。

一部報道のこと (ドラゴンクエストIX情報ブログ)
いやあ 世の中には カンちがいされたことが そのまま
おっきなメディアに書かれちゃう なんていうことが 本当にあるんですねぇ。

今日 一部報道で
『ドラゴンクエストIX』の開発機種やゲームシステムについて 
社長の鶴の一声で決まった みたいな報道が あったんですよ。

社長のキャラから こういうストーリーが作られたんでしょうけど
事実とは 違います。

ドラゴンクエストは あくまでも クリエイターが生み出したものが
ドラゴンクエストなんです。
ドラゴンクエスト制作での スクウェア・エニックスの役目は
クリエイターが生み出したものが きちんと
たくさんの皆さんのお手元に届くように プロデュースをすること。

もちろん 今回の『ドラゴンクエストIX』も
ワイヤレス通信機能を使って マルチプレイを実現すること
そのために ニンテンドーDSで開発すること
すべて ゲームデザイナーである 堀井雄二さんと
開発スタッフ・プロデューサーが
「今度 ドラゴンクエストで こんなことができたら 楽しいに違いない」
という信念の元に 決めたことなんです。

そうしてできたものが 「ドラゴンクエスト」の世界に なるんです。
会社の都合でできたものが「ドラゴンクエスト」では ないんです。

だから みなさん 安心して 『ドラゴンクエストIX』の世界
楽しんでくださいね!

よくよく考えてみると、Windows XPも発売当初は「クソ重い史上最悪のOS、Windows 2000が至高のOS」などと言われていたわけですが、今は「XP最高、Vistaクソ、Windows7に期待」みたいな感じになっているので、今回の「ドラクエ9」も最終的にどのような評価が下されるのかは、もう少しあとの話になるはずです。

ちなみに、GIGAZINE編集部でも約3名がドラクエ9をプレイしていますが、5段階評価で言うなら「4」だそうです。


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