バンダイの地元愛で生まれた“ご当地ゆるキャラ”とは

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東京タワーのノッポン兄弟や足立区のアダチンなど、ご当地ゆるキャラブームの中、今度は台東区からゆるキャラ「台東くん」が誕生した。しかもあの大手玩具メーカー、バンダイが生み出したオリジナルなのだから驚きだ。

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「バンダイは1950年に台東区に本社を構えました。この土地にある企業として、地元をピーアールし地域の活性化に貢献したいと思い、台東くんを作成しました」というのはバンダイ広報、南川さん。

さて、“台東くん”ってそのままのネーミングだが、それも納得のゆる〜いビジュアル。キャラの頭が“台”という文字になっていて、お腹部分に“東”というマークが入っている。さらにお尻には、台東区の形である“ハート”の形をした尻尾が生えているという、全身で台東区をアピールしたキャラクターなのだ。

しかもその設定がまたおもしろい。台東くんは、“古くから台東区を見守っている大仏様の使い”というのだ。困っている人を見つけると、大仏様がありがたい半紙に“台東”という文字を書き入れる。するとその文字が合体して台東くんが生まれるという、かなりファンタジックな設定なのだ。しかも大仏様のお使いとして一生懸命人を導き、問題が解決すると消えてしまうのだというから、また切ない。なぜ、大仏様が“台東”という文字を書くかは疑問が残るが、そんなところは突き詰めないのがゆるキャラのいいところ(?)。浅草など下町文化が栄える台東区らしいストーリーなのでは?

この台東くん、まずは区内の観光名所やイベントをモチーフにした「台東くん プレートマスコット」(200円)というカプセルトイとして7/22(水)より発売される。モチーフは雷門、上野パンダ、浅草花やしき、屋形船、不忍池、浅草演芸ホール、国立科学博物館、浅草サンバカーニバルをイメージした8種類だ。例えば雷門バージョンなら、全身赤く手には“雷門”という提灯を持ち、江戸っ子っぽいイキのいい表情をしているなど、各モチーフによりデザインは様々なので、全部集めたくなるかも!

発売場所は浅草仲見世や花やしきなど区内に設置されたカプセルステーションミニ(ガチャガチャ)。なお、「台東くん」の売り上げの一部は台東区の伝統工芸を守る“台東区伝統工芸振興会”に寄付されるという。ご当地ゆるキャラブームの波に“台東くん”も乗れるのか!? 乞うご期待!【東京ウォーカー】

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