インテルのジョゼ・モウリーニョ監督は10日、チェルシーを率いることになったカルロ・アンチェロッティ監督について「友人なんかじゃない」と話した。

セリエAの複数の監督との仲の悪さが喧伝されるモウリーニョ監督だが、昨季はミランのアンチェロッティ監督とも何度か舌戦を繰り広げた。

アンチェロッティ監督はチェルシーで最初の記者会見で、かつてチェルシーを率いたジョゼ・モウリーニョ監督との比較を嫌い、「私は"スペシャルワン”なんていうのは知らないね」と答えていた。

10日に行われたインテルの記者会見で、ある英国人ジャーナリストが、「友人である」アンチェロッティについてモウリーニョに尋ねると、「彼は友人なんかじゃない」と即答。「彼は経験豊富なすばらしい監督で、いい結果を出せるかもしれないが」と付け加えた。

また、「アンチェロッティは『私は"スペシャルワン”なんていうのは知らない』と言ったそうだが、私だって知らないよ。ただ、50年間リーグ優勝とは無縁だったチェルシーに2連覇をもたらした監督なら知っている」と、得意の皮肉をちくり。
「イングランドでは、彼のことをチャールズ皇太子(カルロは英語でチャールズ)と呼んでいるようだが、私が唯一知っているチャールズ皇太子はプリンス・オブ・ウェールズのことだ」