オランダ2部リーグのVVVフェンローを優勝へと導き、日本代表でも攻撃的なMFとして期待を集めるレフティー・本田圭佑が、TBS系列のサッカー情報番組『S1スパサカ』(4日放送分)に出演。解説者で元祖レフティーモンスター・小倉隆史と対談した。

「自分の心情的にはすごい追い込まれていたんです。サッカーキャリアの中で、まさか2部でプレーするなんてっていうようなイメージでプレーしてました」と昨シーズンを振り返った本田は、オランダで活躍するために辿り着いた結論として、「今必要なのは、僕には得点を取ること」と語った。

また、「パスに美学は感じない、今はゴールというものに美学を感じています」と豪語する本田だったが、日本代表では同じポジションに中村俊輔がいるため、レギュラー定着には至っていない。

「本当に点を取りたいって強く思っているので、できるだけ前のポジションを。その中でも右が一番居やすい」と話す本田に、小倉は「かぶるね、それじゃあ俊輔選手と」とポツリ。それでも本田は、「どこの国にも、そんな争いは当たり前のようにしているわけでね、みんな、面白おかしく訊いてきますけど、誰がライバルだろうが自分が最大限に活きるポジションでチームが勝つためにプレーをし続けるだけ」と言い切った。

さらに、岡田監督が掲げる“W杯ベスト4”の目標については、“リスクを冒して攻める”という意見で一致した両者。だが、小倉が「難しいですね。みんなが共通して(イメージを)感じてないと」と懸念を示すと、ここでも本田は「考え方は絶対違ってきますが、そこだけは避けることができない。でも、試合に勝つためには、できるだけイメージを共有していかなければいけないので、チーム内での衝突っていうのも今後は避けられない」と断言するのだった。