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「最もリッチ」はゴルファーだった!

2009年07月04日00時32分 / 提供:生ゴルUSA

生ゴルUSARSSファイル
「最もリッチ」はゴルファーだった!
Photo / Nozomu Nakajima 中島望 自らがホストを務める今週のAT&Tナショナルで記者会見に臨むタイガー

舩越園子の生ゴルUSA

世の中、景気の悪い話ばかりが聞こえてくるが、その影響がスポーツ界やゴルフ界にどれほど影響を与えているのかを大物アスリートの懐具合から探る指標が発表され、話題を呼んでいる。これは米スポーツイラストレイテッド誌が毎年恒例で実施する『Fortunate 50』という調査で、アメリカ国籍のアスリートたちの賞金、ボーナス、契約金、出場料などの収入をそれぞれ合算し、トップ50までをランク化したもの。不景気の影響でアスリートたちの収入はトップクラスでも一様に減少傾向にあり、トップ50では1人あたり平均で約1億5,000万円減少している。

驚きなのは、トップ50の1位と2位をプロゴルファーが独占していること。1位がタイガー・ウッズで9973万7626ドル(約99億円)、2位がフィル・ミケルソンで5295万356ドル(約52億円)、そして41位にジム・フューリック(1626万3127ドル=約16億円)も入り、50名中3名がプロゴルファーだった。かつてプロゴルファーはアスリートの中でも収入が低い部類だったが、タイガー出現後、いわゆる“タイガー効果”でツアーの賞金やスポンサーとの契約金がうなぎ登りになり、トッププロゴルファーは一気にリッチなアスリートへ変身。そして不況に喘ぐ現在もトッププロゴルファーの懐具合は潤っていることがわかった。

ご存じの通り、アメリカの自動車会社の台所事情は火の車ゆえ、タイガーはビュイック、ミケルソンはフォードとの契約を失った。それゆえ彼らの収入は昨年比では減少し、この2人の収入減がトップ50全体の平均収入を減少させる結果を招いた。しかし、それでも他のスポーツ選手を抜いてプロゴルファーが1位と2位を独占した背景には、多様な分野のスポンサー企業と関わっているという特殊性がある。タイガーはビュイックを失った代わりにAT&Tとビッグ契約を結び、ミケルソンはキャロウエイとの総合契約に加え、ロレックス、エクソン、バークレイズ、KPMGなどバラエティに富んだスポンサー企業を擁し続けている。

ちなみに、トップ50の内訳は、3人のプロゴルファーのほか、バスケットボール選手が22名、大リーガーが14名、アメフト選手が9名、それにNASCARドライバーが2名だった。人数構成においてプロゴルファーは「少数派」だが、その中の2名がトップを独占したことは、別の見方をすれば、プロゴルフ界の貧富の差が他スポーツより激しいと考えることもできる。さらに見方を変えれば、それだけタイガーとミケルソンが抜きん出た活躍をしているということ。いずれにしても、プロゴルフ界とは大きなお金が動く世界。そして、頑張れば、途轍もなく大きなお金を動かせる世界ということだ。(舩越園子/在米ゴルフジャーナリスト)

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