毎年発表される、学生の“就職人気企業ランキング”には、誰もが知っている大手企業が上位に並ぶ。しかし、今年はちょっとした異変が。不況の影響から業績悪化に陥った自動車や電気機器などのメーカー各社が軒並み順位を落とした。

 しかし、その一方で、転職希望者からのメーカー人気は衰えず──。

 インテリジェンス(東京都千代田区、高橋広敏代表取締役社長執行役員)の転職サービス「DODA(デューダ)」が発表した「転職人気企業ランキング2009」で、トヨタ自動車が2年連続でトップに輝いた。2位にソニー、3位にグーグルが続いた。

 ランキングからは、メーカー人気に陰りは見られなかった。同社は、「社会人は一時的な業績低迷に影響されることなく、企業の持つ研究基盤や商品力、社会からの評価、それらを踏まえた経営安定性など多角的な視点で転職先を検討している」と話している。

 また、その一方で、鉄道や電力といったインフラ系企業が順位を上げるとともに、外資系企業が敬遠されるなど、雇用の安定を重視する志向性の高まりも見られた。

 注目すべきは、国際協力機構(JICA)が昨年の222位から39位に急浮上した点。青年海外協力隊などの告知活動により就職先としての認知が広まったほか、社会貢献に対する関心の高まりも、今回の結果に影響したと予想される。

 全体としては、就職人気企業の上位に、新卒採用に積極的な銀行・保険会社が名を連ねるように、転職人気企業でも、メーカーやIT/通信/インターネット、サービス業など、積極的に中途採用を行っている業種の企業が票を集めた。

 ランキングは、関東・関西・中部在住の25〜34歳のビジネスパーソン5000人に「転職したい会社」について聞き、まとめたもの。

【総合ランキング 上位50社】
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【職種別ランキング 上位50社】
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【男女別ランキング 上位50社】
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