製造業エンジニアの7割以上が、転職時期について「今は良くない」と考えていることが、日経BP社(東京港区、平田保雄社長)の製造業エンジニアの転職意識調査で明らかになった。今が転職の時期に良いと回答したのは、2割に満たなかった。

 求人環境が悪化していることから「今は転職する時期として良くない」と考える技術者が多くを占めた(72.9%)。一方で、時期を限らない場合、「転職してみたい」と考えている技術者は半数以上(54.4%)に上り、経済状況が好転すると技術者の流動化が進む可能性が浮き彫りとなった。

 今は、「転職に悪い時期」と回答した人にその理由を聞いたところ、半数近くが「技術者の求人は少ない」「給与の良い求人は少ない」と回答。一方、「転職に良い時期」と回答した人は、「新たな成長企業/産業に加われる」「これまでにない製品/業務/事業に携われる」と前向きな理由を示した。

 「転職に悪い時期」と回答した人は、目下の求人環境を重視している傾向に、「転職に良い時期」と回答した人は、自分のキャリアアップを優先し長期的な視野で求人環境を見ている傾向にあるようだ。

 転職したいと考えている人が転職先として希望する業種は、「自動車関連」がトップ、次いで「航空宇宙」、「技術コンサルティング」となっている。以下、「環境」「大学・教育機関」「エネルギー」「ロボット」「医療機器」「民生用機器」「行政・公的機関」と続いた。

 調査は、日経BP社の情報誌「日経ものづくり」が運営する、ニュース配信サービス「日経ものづくりNEWS」の読者を対象に、5月27日〜6月3日にかけてWebサイト上でアンケートを実施。1616人から回答を得た。

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