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植草被告の上告を棄却=小泉・竹中政権の犯罪暴露を恐れてか

2009年06月28日13時53分 / 提供:PJ

pj
植草被告の上告を棄却=小泉・竹中政権の犯罪暴露を恐れてか
植草一秀氏(撮影:高橋清隆、07年9月)
【PJニュース 2009年6月28日】電車内で痴漢行為をしたとして東京都迷惑防止条例違反に問われていた植草一秀被告の上告審は、25日付で最高裁第三小法廷(近藤崇晴裁判長)が植草被告の上告を棄却する決定を下した。1、2審の懲役4月(未決勾留(こうりゅう)2月を算入)の実刑が確定するが、被害者証言や検察側目撃証言の多数の矛盾点や植草被告の無罪を証明する弁護側証人の証言内容が十分に検討された形跡がなく、判決には強い政治的な背景がちらつく。

起訴内容は2006年9月、京浜急行品川-京急蒲田駅間の電車内で女子高校生の尻を触ったとされるもの。公判では被害者が一度も出廷せず、検察側目撃証人が警察との事前接触を隠していたことが明らかになっている。起訴状にある犯行時間帯に、植草氏が誰とも接触していなかったと証言する市民も現れた。4月には防衛医科大学の名倉正博教授が被告となった同様の事件で最高裁が逆転無罪を示しているだけに、行方が注目された。

判決に対し植草被告は「一般市民とされる人物が事実を確認しようともせずに駅事務所にわたしを強引に連行し、捜査段階でもひたすら自白を強要するだけで合理的な捜査を行う姿勢を全く示さないなど、初めからおかしかった。一般の痴漢えん罪と通じるものか分からないが、公判でも検察側目撃者の証言に無数の重大な矛盾が生まれ、繊維鑑定についてもわたしの手の付着物が駅員制服の構成繊維と『極めて類似している』との専門家鑑定結果が弁護側から証拠申請されたにもかかわらず裁判所が証拠採用しないなど、矛盾が噴出している。証拠から合理的に結論を導くのではなく、初めから結論ありきで裁判が進められたとしか考えられない」と話していた。

高裁での審理も「審理不尽」と言わざるを得ないものだった。10項目以上に及ぶ弁護側の重要な証拠調べ請求を一顧だにせず、公判は1回結審で締めくくられた。最高裁での審理について、植草被告の弁護団所属弁護士の一人は「ひどい判決に驚いている。最高裁逆転無罪を出した名倉判決で最高裁第三小法廷は『水掛け論』では有罪を出せないことを明記したにもかかわらず、何の理由も示さずに上告棄却とはひどすぎる」とコメントした。最高裁の審理姿勢は「法の下の平等」を満たしているとは言えない。

植草事件は政治的背景がうわさされてきたが、判決のタイミングはこれを一層感じさせる。政治学者の渡邉良明博士が森田実氏のホームページで植草氏の無実を公言し、副島隆彦教授も同様の見地から植草氏との対談本を出したばかり。植草氏のブログは1日5万人に読者が拡大し、自民党劣勢の中で総選挙が近づいている。政権交代が実現すれば、小泉・竹中政権の下で行われた国家的な犯罪が続々と白日の下にさらされることに。

植草氏は27日、ブログで読者に表明した。「私は天に誓って無罪潔白である。したがって、心には一点の曇りもない。…幸い、多くの皆さまが真実を見つめ、私の発する真実の声に真摯(しんし)に耳を傾けて下さっている。…いかなる弾圧に直面しても、節を屈せず、微力ながら一歩ずつ前進して参りたいと考えている」。

事件の真相があらわになるのは、時間の問題のようだ。【了】

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「植草一秀の『知られざる真実』
高橋清隆の文書館

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 高橋 清隆

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