ゲストさんログイン

ウェブ検索

連日更新!スポーツ総合サイト

全米オープンを振り返る

2009年06月26日10時11分 / 提供:生ゴルUSA

生ゴルUSARSSファイル
全米オープンを振り返る
Photo / Jun Hiraoka (平岡純) 敗北を悟り、思わず“脱帽”したタイガー・ウッズ 写真一覧(3件)

舩越園子の生ゴルUSA

今年の全米オープンは、盛り上がったのか、それとも盛り下がったのか。評価はまちまちだ。開幕前の注目ポイントは多々あったが、そのどれもが実現されなかったことは「盛り下がった」という結論を導きがちである。

開幕前の注目ポイントの1つは、コース設定。元々、ベスページ・ブラックコースは距離的にタフなことで知られていたが、USGA(全米ゴルフ協会)はコース全長を02年大会時の7214Yから7426Yへとさらに伸ばし、7番パー4は489Yから525Yへ伸ばして「史上最長のパー4」を高々とうたっていた。しかし、大雨に見舞われたことでUSGAは初日から何種類か用意していたティのうちの前方ティばかりを使用。雨の中のプレーが大変になる分、距離設定を緩めて調整しようとしたのだ。そして、そんなイージー設定は結局は最後まで続き、7番のバックティは最後まで使われることなく、史上最長パー4も幻に終わった。

優勝争いや勝者に対する注目は、言うまでもなくタイガー・ウッズの2連覇がなるかどうかに集約されていた。また、02年大会の再現のごとく、タイガー対フィル・ミケルソンの競い合いも期待されていた。さらに言えば、愛妻エイミーが乳がんと診断されたばかりのミケルソンが、タイガーを打ち破って優勝トロフィーを病身のエイミーに捧げるという筋書きも期待されていた。しかし、これらすべてが実現されなかったこと、無名のルーカス・グローバーがチャンピオンに輝いたことは、これまた「盛り下がった」という評価を招いた。大雨による中断と翌日への持ち越しが繰り返され、何曜日に第何ラウンドをやっているのかさえ、わからなくなる混乱ぶりも、観戦する人々に「盛り下がり」を感じさせた。

しかし、つまらない大会だったのかと問われたら、私は「ノー」と答える。大雨による混乱は、予選ラウンド36ホールを木曜&土曜にプレーした選手と金曜にほぼ1.5ラウンドをこなした選手を「アンラッキー組」と「ラッキー組」に分ける結果になったが、そんな予期せぬ運・不運が訪れることは、ゴルフというゲームの面白みの1つだ。

タイガーは優勝には手が届かなかったけれど、「アンラッキー組」に入りながらも最後まで諦めず、第4ラウンドではなんとかリーダーボードに名前が載るところまで追い上げた。普段なら王者の名がリーダーボードに載ったなんてことで喜ぶことはないわけだが、それほど運・不運が響き、それほど王者でさえも苦しんだ光景は、そんなに見られるものじゃない。フェアウエイをヒットしてもボールに付着した泥に苦しみ、グリーンを捉えても表面のデコボコにショートパットを阻まれたタイガー。その1つ1つに不平不満を言い、「これは全米オープンじゃない!」とまで言ってしまったタイガーは、「珍しいタイガー」として私の心に残った。

一時的ではあったが、ミケルソンが第4ラウンドで首位に立ったのは、彼自身とファンがエイミーを想う気持ちから起こった不思議な現象のように感じられたし、ずっと不調だったデビット・デュバルがやはり首位に立ったときは、「復活」という言葉を思い描いて興奮した。

グローバーの勝利は「無名の優勝」「伏兵の優勝」には違いない。けれど、最終ラウンドを迎える直前まで「自分はリーダーボードのこんなに上段にふさわしい人間なのだろうか?」と自問しながらも、「自分の実力を実証するいいチャンスなんだ。そうだ、自分を実証することだけを考えよう」と心に決め、敵をベスページというコースだけに絞って戦い抜いた彼の勝ちっぷりは、プロゴルファーらしく、そして男らしかった。

そんなふうに考えれば、今年の全米オープンはいろんなことがあったけれど、最後の最後は「盛り上がった」と結論づけたい。(舩越園子/在米ゴルフジャーナリスト)

【注目】あなたのランニングライフをサポート!「走ログ」で世界一周を目指そう!

関連ワード:
ゴルフ  大雨  ローバー  ゲーム  デコ  

Ads by Google

コメントするにはログインが必要です
ログインしてください
投稿

関連ニュース:ゴルフ

関連商品

Yahoo!ショッピング

その他アクセスランキング

注目の情報
なぜ、男に50万個も売れてる?
今、この石けんが男性に、通販のみで50万個も売れている。なんでも
加齢臭を抑えるらしく、さらに売れ続けていると。そこで、実際に私も
試してみると…凄い!売れてる秘密がわかった。


その秘密とは≫