インタビュー:山下リオ「負けず嫌いで頑固でマイペース」
 女優の山下リオが、BS−TBSのホラードラマ「怪談新耳袋スペシャル」(7月2日、9日午後10時放送)の主演を務める。

 大きな瞳がクルクル回る。人懐っこい笑顔は、とてもホラーなど似合いそうにない。2006年、所属事務所のオーディションをキッカケにデビュー。翌07年には、宮沢りえ、蒼井優、夏帆らを輩出したCM「三井のリハウス」(三井不動産販売)の12代目リハウスガールに選ばれた。

 その後、TBS系ドラマ「東京少女」「ラブレター」などに出演。7月4日には、映画「MW−ムウ−」、8月22日には「RISE UP」の公開も控えている。また、今年は集英社文庫「ナツイチ」のイメージキャラクターも務めている。今後、更なる活躍が期待される16歳。その素顔は、意外とホラー好き!?

――今回は「怪談新耳袋」ということで、怖い話なんですけれども、まず台本を読んだ印象はいかがでしたか?

山下リオ(以降、山下):精神的な恐怖が強い作品って思いましたが、2つとも自分の中では終わり方が、さわやかなんです。どちらも笑顔で終わっているんですよ。

――そうでしたね。でも、怖くて眠れなくなりませんでした?

山下:それは大丈夫でした(笑)。でも、台本は寝る前に読むことが多いんですけど、今回は、昼間に読むようにしてました。

――もともと怖い話はお好きなんですか?

山下:大好きです。ホラー映画も見ますし、ドキュメンタリーの怖いのも好きですし。映画で言うと、「呪怨」とか「着信アリ」が好きです。

――実際に怖い思いをしたことは?

山下:あります。金縛りは多いかも…。

――え!? 金縛り?

山下:いまは無くなったんですけど、今年に入るまで、ほぼ毎日くらい遭ってました。

――ほぼ毎日、金縛りって(笑)。いまは無い?

山下:はい、パッタリ無くなりました。

――それは、なぜですかね?

山下:なぜですかね(笑)。知人にもらったお札を部屋に貼ってあるのですが、それが効いたのかな? どうしてですかね。

――いつ頃から金縛りに?

山下:中3くらいからです。なんか、病気の診断みたいになってますね(笑)。

――そうですね(笑)。そもそも、デビューのキッカケは何だったのでしょうか?

山下:2006年のスターダストオーディションに応募しました。

――自分からですか?

山下:はい。小学5年生の頃に柴咲コウさんの「オレンジデイズ」(2004年放送のTBS系ドラマ)を観てから、こういう世界に憧れるようになって、応募しました。

――モデルの仕事などもされていますが、メーンは、女優で行きたいということですね。

山下:そうですね。

――今回のドラマの撮影中に、何か怖い出来事はありましたか?

山下:豊島(圭介)監督が、緑のダウンジャケットを着ていたのですが、その左腕が真っ赤になったんですよ。

――なぜですか?

山下:監督も「なんでだ? なんでだ?」って言っていましたが、結局、赤いペンキが付いてただけだったんです。みんなすごい怖がっていたんですが、ホッとしました(笑)。

――撮影はどちらで?

山下:オールロケで、小田原の廃校とかでした。

――怖いですね。いま実際に高校生でもありますが、最近、学校で流行っていることは?

山下:モノマネですかね。はんにゃさんのズ、ズブ…なんだっけ? ズグダンズ…ズグなんとかっていうのを、みんな踊ったりしています。

――ズグダンズンブングンゲーム(笑)。山下さんは踊らないのですか?

山下:いやー(笑)、今のところ見ているだけなんですけど。