日本ボクシング史上最高の人気を誇った辰吉丈一郎(39)が亀田ファミリー以下の地位に転落し始めている。



 もはや日本ボクシングコミッション(JBC)に一切の特例も認められず、国内での試合はできなくなった辰吉。タイでの“強行試合”2戦目でTKO負けを喫したのに、懲りずに「現役続行宣言」をし、JBCとは完全に対立の構図が続いている。

 これに対しあるスポーツジャーナリストは言う。

 「JBCも選手を利用するだけの呆れた組織だが、辰吉はそれ以上に愚か。ロレツが回らず、直線歩行もまともでないのに、リングに立つというのは本当に自殺行為。思考能力が全くないとしか言いようがない。ボクシングはルールのあるスポーツ。浪花節や大和魂の世界じゃ通用しない。近親者も辰吉を止めるのがせめてもの愛情のはず」

 確かにボクシングのリングは、生きるか死ぬかを見せるためにあるものではない。

 パンチの応酬にも危険を伴うが、危ない場面をレフェリーが救ってくれる。しかし、何より大切なのは、身体的に健在な者同士がリングに上がるべきで、辰吉は不適格の烙印をコミッションから押されていることを再認識すべきなのだ。

 ベテランボクシング記者も言う。



 「今のような辰吉の試合をだれが見たがるか。辰吉を世界チャンピオンにするために、陰で苦労した帝拳の本田明彦プロモーター、亡くなった大阪帝拳ジムの吉井清前会長、寛現会長、みんな辰吉選手を心配して、現役続行断念するよう説得したことは、周囲の取材からよく分かっている」と、困惑している。

 「本人がやりたいというなら徹底的にやらせればいい。それでリングの上で死んでも本望じゃないのかという意見もあるが、それは辰吉だけの問題ではない」と、前出ジャーナリストは言う。

 「もし辰吉が今後試合をして万一、リングの上で何かあったらどうか? 対戦相手は“世界の辰吉”に対する重い十字架を一生背負わなければならないし、ボクシングというスポーツそのものの廃止論も更に加速する」



 競技は違うが実際、先日プロレスのリングで急死した三沢光晴さんの最後の対戦相手・斎藤彰俊選手の家族も心無い嫌がらせを受けるなど、リング禍の悪影響はどこまでも拡がるのだ。

 JBCも責任逃れをするために何が何でも辰吉の試合出場には反対の姿勢。亀田人気も散々利用して世間の逆風と同時に親子をお払い箱にしたJBCの事だから、今の辰吉ともなれば、すでに商品価値がないばかりか赤字商品に位置づけているのだろう。網膜はく離の際に特例まで作って試合をさせ、商品として利用していたJBCさえも見放すレベルで、若くて可能性のある亀田親子にも及ばない地位に成り下がったわけだ。

 辰吉がリングで倒れて自身のプラスになることなど何一つない。

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