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三沢光晴さんのこと

2009年06月19日16時54分 / 提供:ツカサネット新聞

ツカサネット新聞

彼とは広島で食事をしたことがある。彼が全日本プロレスの社長の頃だ。ある人の紹介で焼肉屋で待ち合わせたのだが、試合の後で、若手レスラーと一緒で10人くらいの団体でやってきた。みんな、気持ちいい挨拶をしてくれた。三沢さんは申し分けそうな顔をしていたが、社長の教育が行き届いていることを僕は感じた。多くても数人くらいだと思っていたので、ちょっとびっくりしたのだが、見栄っ張りなので、太っ腹のところを見せなくてはならないと思い、「いいよ、なんでも注文して」といったのだが、みんな、安いホルモン系の肉しか注文しない。小さなことかもしれないが、三沢さんの気遣いが感じられた。 会食が終わった後、若手を帰して彼一人が僕たちに付き合った。疲れていたのだろうが、僕たちに気を使わせることはなかった。

ノアの中継を日本テレビが打ち切ってから、おそらく社長としてのトップセールスの負担は並大抵のものではなかったと思う。彼の性格からしたら、リングに選手が集中できるよう、人一倍がんばったのだろう。エースレスラーとしての立場を両立させることは不可能だったのだ。G馬場は自分のいないリングを作れないことを理解した時、三沢を含め、エースレスラーを創造し、自己のキャラクターを変化させた。三沢も新しい道を志向したのだが、世界に通用する小橋はがんで倒れた。テレビ放映のないメジャー団体はありえないのだが、この不況下、仕方のないことだった。
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(記者:小鳥遊城司)


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