■第11試合 ヘビー級/5分3R
ケイン・ベラスケス(米国)
Def.3R終了/判定3-0
チーク・カンゴ(フランス)

いきなり距離を詰め、打撃戦を挑んだベラスケスだったが、カンゴの左ストレートを受けて、両ヒザから崩れ落ちてしまう。それでもベラスケスはカンゴのヒザを受けながら、ダブルレッグでテイクダウンを奪う。力づくで立ち上がろうとするカンゴのパワーに押し切られそうになりながらも、なんとかトップをキープしたベラスケスだったが、バックコントロールからパンチを落としていく。

またも強引に立ち上がったカンゴに対し、ベラスケスはしっかりとヒザの裏を抱えて再びダブルレッグでテイクダウン。すぐにマウントからバックグラブに移行しチョークを狙うが、ここでもカンゴの強力なパワーに押し切られるように、自らバックコントロールへ戻る。

2R開始直後にも打撃を受け、腰がストンと落ちたベラスケスはこのラウンドもカレッジ・レスリングで鍛えたテイクダウンでトップをキープ。無理やりポジションを奪うのではなく、カンゴの動きに合わせ、立たせないにようにだけ気をつけてバックコントロールを繰り返す。

ポイントをリードして最終ラウンドを迎えたベラスケスだが、カンゴには逆転の一発があり、迂闊に近づくことはできない。すると、カンゴのほうから組みついていくが、これは完全にヤブ蛇。しっかりとトップを取ったベラスケスは、パスからヒューズ・ポジション+パウンドを落としていく。さらにマウントを奪い、強烈なパウンドにつなげたベラスケスが判定勝ちを収めた。

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