日本のバフェット・竹田和平氏に聞く、配当投資のススメ「配当は増え続ける」
2009年06月11日14時00分 / 提供:YUCASEE MEDIA (ゆかしメディア)
■配当は増え続ける!!
この春に3冊もの著書「人とお金に好かれる「貯徳」体質になる! 」「けっきょく、お金は幻です。」「人生沈むから浮かぶんだ! 旦那が教える『まごころのチカラ』」を立て続けにリリースした。やはり時代はこの竹田和平氏の声を求めている、ということなのか。その大投資家が勧めるのは、王道とも言える配当投資だった。
「会社とは利益を上げていかないと生き残れんで。だから、一生懸命頑張るしかないし、信用のためには配当を出すしかないわけ。買った株が下がるのは気分が悪いだでな。それでも資本主義だから、ヘコむ時はあっても配当は増え続けるだろう。資本主義は不滅だから安心して見とるで」
100社以上の大株主に名前を連ねている竹田氏。配当金は1億円を超えるとも言われている。優良企業の株式を保有してさえいれば、最も危険は少ない上に、しかも長期間にわたって配当金を受け取ることができる。まさに資本主義の本流を行く、最高の投資方法といって良いだろう。
■不況の時こそ貯徳だ
今の時代は、1929年のニューヨーク株の大暴落から始まった大恐慌と比較されることも多い。この時は歴史上で見ても大きな転換点となった。今現在も転換点なのか? 竹田氏は「日本は80年ごとに変革を迎えている」といい、産業や景気は「変革→導入→成長→成熟→変革」の繰り返しになるのだという。今、まさに変革の時代ということだ。
「私も戦後、食べるものに飢えて、お金にも飢えた時代があった。事業を始めるにあたってお金が必要な時期が長期にわたって続いて、人にも好かれる体質が、お金に好かれる体質だってことがわかった。つまり貯徳体質がお金を持ってきてくれるし、人間関係づくりに成功すれば事業もうまくいくようになってるわけ」
竹田氏は第二次世界大戦の後、父親とともに故郷の愛知県で竹田製菓を創業。タマゴボーロをいち早くオートメーション化することで現在の基礎を作った。土地、工場、機械などの設備を揃えて軌道に乗せるまでには、多くの人の力添えがあったことは言うまでもない。
竹田氏の言う変革とは、価値観の変革という風に当てはまる。つまり、今の不況を招くことにもなった過剰な金融資本主義から、徳が金を生むという価値観に転換する、ということのようだ。それを証拠に、竹田氏は実際に徳を強く意識するようになり、竹田製菓の業績は4月から改善に向かっているのだという。
■成功の源泉は感謝の心
竹田製菓は2000年以降、市場が成熟化したこともあり、なかなか以前のような利益を上げることは難しくなっていったのだという。ただし、以前よりもより徳を意識し、ようやくこの4月の1カ月だけで400万円も業績は改善されてきたのだという。資本金2000万円規模の同社にとっては、大きな成果だと言える。
「成功の源泉は感謝の心。『ありがとう、ありがとう』と思って作る食べ物は何でもおいしいわね。貯徳経営というのはすごいよな。逆に、『バカヤロー』なんて思って作る食べ物なんて、おいしくもないわなぁ」
竹田製菓は工場内の放送で「ありがとう」という音声を流しているのだという。従業員が1日8時間も「ありがとう」という言葉を聞かされると、嫌がうえでも感謝しながらお菓子を作ることになる。
「みんな金融だけで富が生まれると錯覚したわけ。でも現実はなんも物を生んでいない。バーチャルな世界で富が生まれたと勘違いしとるだけ。お金はあくまで道具だよ」
お金は稼ぐためにある、という風潮からお金を何のために稼ぐのか。竹田氏は問いかける。しかし、お金を道具と言い切ることができる人はどれだけいるだろうか。
■定額給付金は紙を破り捨てた
「夕食の時に定額給付金の書類を見つけた。だから、ビリッと破ってやった。孫が見てる前だったから、爺は、孫の教育だと思ってやったわけよ」
これから家族団らんが始まろうという、その瞬間に用紙を「ビリッ」。前回2月に掲載したインタビューでも定額給付金について「富裕層はもらうべきではない」とする論を主張していた。それを有言実行した形だ。
「あんまり国家を頼るなよ。民でやれることは民でやれよって。おいしそうだと思って行くと針がある。別にあんな物もらわんでも、景気には十分貢献しとるつもりでな。だから、もらわん。でも、そんなに欲しい物がないで、もっと真心のこもった物を作ってもらいたいな」
竹田氏は1997年当時、個人の筆頭株主だった山一證券が破たん。会社からは何の説明もお詫びもなかったという。大きな組織といえども、よもやのこともありうるということを身をもって知った。
「株券もタダになったし、信用が裏切られた。総会も開かずに会社をつぶすなんてそんなんありなのって思った」
そして、歴史は繰り返すかのように、今、クライスラー、GMなど巨大企業が経営破たんしている。その経験から竹田氏は、自身が中小企業経営者という強みを生かして、知名度はそれほど高くはないものの、光る物がある小さな企業に投資する方針に転換。現在もその方針を貫いている。そして、その企業に、ある働きかけをしたいのだという。それは?
■アクティビストになる?
アクティビストとは、モノ言う株主と呼ばれるが、日本では村上ファンドの存在が有名だ。竹田氏も自身の哲学であり、竹田製菓のV字回復の原動力ともなった「貯徳経営」を採用するように働きかけていくつもりだという。
「(自分が)大株主になっている会社には貯徳経営をしてもらいたいから広めていきたい。今の世の中が良うなるように持っていってもらいたいで。貯徳経営の会社と、そうでない会社とだったら、どっちが勝つかね? そりゃ最初からどっちが勝つかわかっとるがね」
ここで竹田氏がわかりやすい例え話に出したのが、織田信長と上杉謙信。天下統一を目指した信長、に対していつでも天下は取れるのに目指さなかった謙信。「義を貫いて徳を生きたというのが謙信かな。信長は結果から見ると、部下に謀反を起こされた」と竹田氏。貯徳経営が謙信? 金融資本主義が信長? と言うふうに当てはまるのだろうか?
また、竹田氏は「(この不況で)世界のお金が3000兆円も消えた。結局、お金は幻だがね。お金だけで実現できないこともあるで」と締めくくった。
こんなモノ言う株主なら大歓迎だろう。
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「会社とは利益を上げていかないと生き残れんで。だから、一生懸命頑張るしかないし、信用のためには配当を出すしかないわけ。買った株が下がるのは気分が悪いだでな。それでも資本主義だから、ヘコむ時はあっても配当は増え続けるだろう。資本主義は不滅だから安心して見とるで」
100社以上の大株主に名前を連ねている竹田氏。配当金は1億円を超えるとも言われている。優良企業の株式を保有してさえいれば、最も危険は少ない上に、しかも長期間にわたって配当金を受け取ることができる。まさに資本主義の本流を行く、最高の投資方法といって良いだろう。
■不況の時こそ貯徳だ
今の時代は、1929年のニューヨーク株の大暴落から始まった大恐慌と比較されることも多い。この時は歴史上で見ても大きな転換点となった。今現在も転換点なのか? 竹田氏は「日本は80年ごとに変革を迎えている」といい、産業や景気は「変革→導入→成長→成熟→変革」の繰り返しになるのだという。今、まさに変革の時代ということだ。
「私も戦後、食べるものに飢えて、お金にも飢えた時代があった。事業を始めるにあたってお金が必要な時期が長期にわたって続いて、人にも好かれる体質が、お金に好かれる体質だってことがわかった。つまり貯徳体質がお金を持ってきてくれるし、人間関係づくりに成功すれば事業もうまくいくようになってるわけ」
竹田氏は第二次世界大戦の後、父親とともに故郷の愛知県で竹田製菓を創業。タマゴボーロをいち早くオートメーション化することで現在の基礎を作った。土地、工場、機械などの設備を揃えて軌道に乗せるまでには、多くの人の力添えがあったことは言うまでもない。
竹田氏の言う変革とは、価値観の変革という風に当てはまる。つまり、今の不況を招くことにもなった過剰な金融資本主義から、徳が金を生むという価値観に転換する、ということのようだ。それを証拠に、竹田氏は実際に徳を強く意識するようになり、竹田製菓の業績は4月から改善に向かっているのだという。
■成功の源泉は感謝の心
竹田製菓は2000年以降、市場が成熟化したこともあり、なかなか以前のような利益を上げることは難しくなっていったのだという。ただし、以前よりもより徳を意識し、ようやくこの4月の1カ月だけで400万円も業績は改善されてきたのだという。資本金2000万円規模の同社にとっては、大きな成果だと言える。
「成功の源泉は感謝の心。『ありがとう、ありがとう』と思って作る食べ物は何でもおいしいわね。貯徳経営というのはすごいよな。逆に、『バカヤロー』なんて思って作る食べ物なんて、おいしくもないわなぁ」
竹田製菓は工場内の放送で「ありがとう」という音声を流しているのだという。従業員が1日8時間も「ありがとう」という言葉を聞かされると、嫌がうえでも感謝しながらお菓子を作ることになる。
「みんな金融だけで富が生まれると錯覚したわけ。でも現実はなんも物を生んでいない。バーチャルな世界で富が生まれたと勘違いしとるだけ。お金はあくまで道具だよ」
お金は稼ぐためにある、という風潮からお金を何のために稼ぐのか。竹田氏は問いかける。しかし、お金を道具と言い切ることができる人はどれだけいるだろうか。
■定額給付金は紙を破り捨てた
「夕食の時に定額給付金の書類を見つけた。だから、ビリッと破ってやった。孫が見てる前だったから、爺は、孫の教育だと思ってやったわけよ」
これから家族団らんが始まろうという、その瞬間に用紙を「ビリッ」。前回2月に掲載したインタビューでも定額給付金について「富裕層はもらうべきではない」とする論を主張していた。それを有言実行した形だ。
「あんまり国家を頼るなよ。民でやれることは民でやれよって。おいしそうだと思って行くと針がある。別にあんな物もらわんでも、景気には十分貢献しとるつもりでな。だから、もらわん。でも、そんなに欲しい物がないで、もっと真心のこもった物を作ってもらいたいな」
竹田氏は1997年当時、個人の筆頭株主だった山一證券が破たん。会社からは何の説明もお詫びもなかったという。大きな組織といえども、よもやのこともありうるということを身をもって知った。
「株券もタダになったし、信用が裏切られた。総会も開かずに会社をつぶすなんてそんなんありなのって思った」
そして、歴史は繰り返すかのように、今、クライスラー、GMなど巨大企業が経営破たんしている。その経験から竹田氏は、自身が中小企業経営者という強みを生かして、知名度はそれほど高くはないものの、光る物がある小さな企業に投資する方針に転換。現在もその方針を貫いている。そして、その企業に、ある働きかけをしたいのだという。それは?
■アクティビストになる?
アクティビストとは、モノ言う株主と呼ばれるが、日本では村上ファンドの存在が有名だ。竹田氏も自身の哲学であり、竹田製菓のV字回復の原動力ともなった「貯徳経営」を採用するように働きかけていくつもりだという。
「(自分が)大株主になっている会社には貯徳経営をしてもらいたいから広めていきたい。今の世の中が良うなるように持っていってもらいたいで。貯徳経営の会社と、そうでない会社とだったら、どっちが勝つかね? そりゃ最初からどっちが勝つかわかっとるがね」
ここで竹田氏がわかりやすい例え話に出したのが、織田信長と上杉謙信。天下統一を目指した信長、に対していつでも天下は取れるのに目指さなかった謙信。「義を貫いて徳を生きたというのが謙信かな。信長は結果から見ると、部下に謀反を起こされた」と竹田氏。貯徳経営が謙信? 金融資本主義が信長? と言うふうに当てはまるのだろうか?
また、竹田氏は「(この不況で)世界のお金が3000兆円も消えた。結局、お金は幻だがね。お金だけで実現できないこともあるで」と締めくくった。
こんなモノ言う株主なら大歓迎だろう。
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