女性
こんなブーケトスならもらってもいい!【独女通信】
2009年06月25日14時00分 / 提供:独女通信
晩婚化が進む昨今、すっかり悪者のブーケトスである。
当通信の「ブーケトスに断固反対!」という記事でも、「30歳過ぎてのブーケトス参加はさらし者っぽくてイヤ」、「結婚をお祝いしてもらう席で、友達を『まだ結婚してない人たちです』って前に出すのって思いやりがない」という独女たちのコメントを紹介。たかがブーケトス、されどブーケトス。いくつになっても乙女心はデリケートだ。
なかにはブーケを受け取るのすら嫌! という頑な女性もいる。既婚女性の和代さん(37歳)は3年前の挙式直前、未婚の友人に言われた言葉をはっきり覚えている。
「私自身、ブーケトスによい思い出がないので(笑)、自分の披露宴では行わなかったんです。その代わり、仲の良い友人にこっそり手渡しする予定でした。それで式の1カ月くらい前、彼女に『ブーケをプレゼントしてもいい?』と聞いたら、『いるわけないじゃん』ときっぱり断られました。荷物になる上、電車で目立つ。持ち帰ったとしても私は忙しいから3日で枯らすのが関の山よと、言われたんですね。彼女の意見はもっともですし、私も笑って受け流したんですが、正直、そこまで固辞しなくても…とビックリ」
毎日が忙しい友人の、ブーケを断る理由は至極合理的だ。ただもう少し、心に余裕を持ってもよいのでは? というのが和代さんの本音。つけ入るすきのない正論で我が道を行く性格だからこそ、彼女は今も独身なのかもと、つい考えてしまうそうだ。
「ブーケ」は花が好きでない人にとっては、あってもなくてもどちらでもよいシロモノかもしれない。それなのに、無神経な司会進行で「独身、集まれ〜」と号令をかけられるのがおもしろくない。それでも花嫁のために、盛り上がっている様子を演じて花嫁の後ろに並ぶ。うっかりキャッチしてしまった暁には、「○○ちゃんのように幸せになりたいです♪」と自虐的なコメントを述べなければならない。独女たちが、ブーケトスを軽い罰ゲームと感じるのも、無理からぬ話だろう。
「20代の新婦のブーケトス。同じテーブルに40代で独身の先輩、バツイチの同僚がいたんですが、微妙な空気が流れましたね。司会者がいくら声をかけても先輩は微動だにしないし、同僚はシラーっと冷めた表情。となれば、『テーブルを代表して行ってきま〜す』と私が明るく前に出るしかないじゃないですか(笑)?」とは、あき子さん(30歳)。
「もう、ブーケトスの伝説を変えるしかないと思いますよ。受け取った人は<次に結婚できる>のではなくて、<幸せになれる>とか。親や周囲にも『結婚はまだ?』と言われて辟易しているのに、ブーケにまで急かされたくないですよ」
恵利さん(35歳)は弟の結婚式のブーケトスで、親戚一同に「お前、取りに行け」と背中を押されたのを苦々しく思い出す。
「実家は田舎なので、30過ぎの女が弟に先を越されるのは“筋じゃない”んです。私がブーケもらったところで、弟の嫁も気まずいだろうって話なのにね。ただその時に、夫に先立たれた叔母(50代)が『まだ、チャンスがあるはず』と言いながら留袖姿でブーケトスに参加したのは、可愛らしかったですよ。自分がこのまま独身だったとして、将来、叔母のように振舞えるかは疑問ですが」
そんな恵利さんが、うれしく思ったのがこんなブーケのやりとりだ。
「式の最後に、花嫁が既婚・未婚を問わずブーケを分けて作った小さな花束を、友人全員に配ってくれたんです。みんなに平等に幸せになってほしいという願いが込められていて、素直に喜べました」
ブーケトスには「幸せのおすそ分け」という意味も含まれている。だから多くの独女たちは、独身者のみを集めるブーケトスに違和感を覚えるのだ。未婚は不幸せで、結婚していれば幸せとは限らないのに…と。今後はブーケトスではなく、恵利さんの友人のように、参列者全員にブーケを分け合うのが主流になってくるかもしれない。
30過ぎて、ブーケひとつで悪目立ちするのは嫌だ。放っておいてくれ、というのが独女たちの心の声。新郎新婦や式場関係者にもちょっと耳を傾けてもらいたい。(中沢夕美恵)
当通信の「ブーケトスに断固反対!」という記事でも、「30歳過ぎてのブーケトス参加はさらし者っぽくてイヤ」、「結婚をお祝いしてもらう席で、友達を『まだ結婚してない人たちです』って前に出すのって思いやりがない」という独女たちのコメントを紹介。たかがブーケトス、されどブーケトス。いくつになっても乙女心はデリケートだ。
なかにはブーケを受け取るのすら嫌! という頑な女性もいる。既婚女性の和代さん(37歳)は3年前の挙式直前、未婚の友人に言われた言葉をはっきり覚えている。
「私自身、ブーケトスによい思い出がないので(笑)、自分の披露宴では行わなかったんです。その代わり、仲の良い友人にこっそり手渡しする予定でした。それで式の1カ月くらい前、彼女に『ブーケをプレゼントしてもいい?』と聞いたら、『いるわけないじゃん』ときっぱり断られました。荷物になる上、電車で目立つ。持ち帰ったとしても私は忙しいから3日で枯らすのが関の山よと、言われたんですね。彼女の意見はもっともですし、私も笑って受け流したんですが、正直、そこまで固辞しなくても…とビックリ」
毎日が忙しい友人の、ブーケを断る理由は至極合理的だ。ただもう少し、心に余裕を持ってもよいのでは? というのが和代さんの本音。つけ入るすきのない正論で我が道を行く性格だからこそ、彼女は今も独身なのかもと、つい考えてしまうそうだ。
「ブーケ」は花が好きでない人にとっては、あってもなくてもどちらでもよいシロモノかもしれない。それなのに、無神経な司会進行で「独身、集まれ〜」と号令をかけられるのがおもしろくない。それでも花嫁のために、盛り上がっている様子を演じて花嫁の後ろに並ぶ。うっかりキャッチしてしまった暁には、「○○ちゃんのように幸せになりたいです♪」と自虐的なコメントを述べなければならない。独女たちが、ブーケトスを軽い罰ゲームと感じるのも、無理からぬ話だろう。
「20代の新婦のブーケトス。同じテーブルに40代で独身の先輩、バツイチの同僚がいたんですが、微妙な空気が流れましたね。司会者がいくら声をかけても先輩は微動だにしないし、同僚はシラーっと冷めた表情。となれば、『テーブルを代表して行ってきま〜す』と私が明るく前に出るしかないじゃないですか(笑)?」とは、あき子さん(30歳)。
「もう、ブーケトスの伝説を変えるしかないと思いますよ。受け取った人は<次に結婚できる>のではなくて、<幸せになれる>とか。親や周囲にも『結婚はまだ?』と言われて辟易しているのに、ブーケにまで急かされたくないですよ」
恵利さん(35歳)は弟の結婚式のブーケトスで、親戚一同に「お前、取りに行け」と背中を押されたのを苦々しく思い出す。
「実家は田舎なので、30過ぎの女が弟に先を越されるのは“筋じゃない”んです。私がブーケもらったところで、弟の嫁も気まずいだろうって話なのにね。ただその時に、夫に先立たれた叔母(50代)が『まだ、チャンスがあるはず』と言いながら留袖姿でブーケトスに参加したのは、可愛らしかったですよ。自分がこのまま独身だったとして、将来、叔母のように振舞えるかは疑問ですが」
そんな恵利さんが、うれしく思ったのがこんなブーケのやりとりだ。
「式の最後に、花嫁が既婚・未婚を問わずブーケを分けて作った小さな花束を、友人全員に配ってくれたんです。みんなに平等に幸せになってほしいという願いが込められていて、素直に喜べました」
ブーケトスには「幸せのおすそ分け」という意味も含まれている。だから多くの独女たちは、独身者のみを集めるブーケトスに違和感を覚えるのだ。未婚は不幸せで、結婚していれば幸せとは限らないのに…と。今後はブーケトスではなく、恵利さんの友人のように、参列者全員にブーケを分け合うのが主流になってくるかもしれない。
30過ぎて、ブーケひとつで悪目立ちするのは嫌だ。放っておいてくれ、というのが独女たちの心の声。新郎新婦や式場関係者にもちょっと耳を傾けてもらいたい。(中沢夕美恵)








