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【サムライ通信】世界最速で出場権を手にしたメリットを活かすために

2009年06月10日16時22分 / 提供:livedoor スポーツ

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【サムライ通信】世界最速で出場権を手にしたメリットを活かすために
ウズベキスタンから帰国して、3日目となった6月9日、日本代表は公式練習を行った。カタール戦出場停止の長谷部、そして不動のボランチでもあった遠藤保仁の姿がなかった。
「軽い肉離れ。このシリーズでは使わないつもりです」と岡田監督は練習後の会見で語っている。
 ダブルボランチの出場がかなわないカタール戦は、バックアップメンバーにとってアピールの場となる。阿部は「いつ試合に出てもいい準備はできている。チャンスでしっかりとプレーすることが大事。今までクラブ(レッズ)でやってきたことができればいい。(ワールドカップまで)これからの1年が勝負。大事なのはまずはいつものプレーをすること。それプラスアルファー何ができるか」だと、淡々と話した。バランスに気を配り、チームメイトをサポートすること。黒子のようにセカンドボールを拾い続け、そこから攻撃へと転じるパスや周囲を活かすポジショニング、そして自らも前線へと顔を出す機動力……。ボランチに求められることは多いが、チームの心臓部でもあるだけに、まずは安定感を示すことが重要になるだろう。
 ウズベキスタン戦ではベンチ外となった松井は、「試合に出られたら」と何度も前置きしつつも、試合に出られなかったことに対して、悔しさをにじませるコメントを繰り返していた。「ああいう状況で勝ち切れたのはチームの進化だと思う」とウズベキスタン戦を振り返った。そして「攻撃のところでパスがつながっても最後は個人の能力になる」と話す。身体能力が高いアフリカ系選手が多いフランスリーグで磨いた松井の個人技は、攻撃にアクセントを作る上で、この代表にとって大きな武器となるはずだ。
 念願だったワールドカップの出場権を手にして消化試合となるカタール戦、そしてオーストラリア戦。
「試合に出ていた選手たちのモチベーションは高い。けが人を除けばベストメンバーで戦う」と監督。ゴールを決めた岡崎も「まだまだ満足はしていない」と気持ちの低下はないという。しかし、結果を残した選手を休ませることもひとつの強化手段だろう。今代表はスタメンのメンバーを固定して戦ってきた。今後、欧州のトップレベルとの親善試合で世界との差を体感するという課題を考えれば、より多くの選手に国際試合でのプレー時間を与えることでバックアップメンバーの経験値を増せるはずだ。いっそ、オーストラリア戦はメンバーを入れ替えてもいいのかもしれない。また、主力選手もチームを離れることで新たな刺激を手にできるはずだ。外から試合を見ることで気づくこともあるだろう。
 未来を見据えた強化プランをすでに始めなければいけない。世界最速で出場権を手にしたメリットを活かすため、最終予選残り2試合は貴重な時間となる。

text by 寺野典子

関連ワード:
サッカー日本代表  カタール  ウズベキスタン  オーストラリア  ワールド  

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