辻 詩音
 いつ大地震が起きてもおかしくない日本。文部科学省研究開発局 地震・防災研究課によると、首都・東京では今後30年以内に70パーセント以上の確率でマグニチュード7以上の大地震が起きる可能性があると発表されている。そして今、関東大震災を超えるM8.0 の大地震が首都・東京で発生。いつもは意識していない“平凡な日常”の喜びを、一瞬にして地震が破壊したら――。その時、私達は誰を想い、何をすべきなのか――。

 膨大な取材データと関係者へのインタビューを基に、地震の恐怖を描き、7月9日よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送開始となるアニメ「東京マグニチュード8.0」。同作では、家族に対して素直になれない中学生・未来、“空気を読む”優しい弟・悠貴、そして5歳の娘をもつシングルマザー・真理。想定外の大地震に見舞われた3人が助け合い、それぞれの家族のもとへ歩き出したとき見えてきた人と人との絆、そして家族の大切さを、圧倒的なスケールと迫力溢れる映像で描く。

 制作スタッフは、「攻殻機動隊S.A.C.」シリーズほか、プロダクション・アイジー9課制作作品に絵コンテ・演出として参加した若い才能、橘 正紀監督のもとに、ベテランから若手まで実力派が集結。制作は4月より放送中の「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のボンズ、4月25日より劇場公開中の「交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい」のアニメーション制作・キネマシトラスの2社共同で担当。また、橘監督がその実力を認める野崎あつこが、今回初めてキャラクターデザインを担当する。

 オープニング・テーマは西川貴教(Vo)、SUNAO(Guitar)、柴崎浩(Guitar)、岸利至(Keyboard&Programming)の4人によるバンドプロジェクト・abingdon boys schoolの「キミノウタ」。西川・作詞、柴崎・作曲で書き下ろした楽曲は、バンドの新しい魅力を引き出した爽快なロック・チューンで、「戦国BASARA」に続くテレビアニメタイアップ曲となる。

 エンディング・テーマは辻 詩音の「M/elody」。1990年生まれの辻は、幼少の頃から詩を書き始め、15歳の時、自分のメロディにギターでコードをつける事を覚え、音楽をやることを決意し高校を中退。2008年シングル「Candy kicks」でデビューした期待の新人アーティスト。本作の主人公・未来が「前向きに生まれ変わろう」とする姿と、「M/elody」のメッセージがぴったり重なることから、エンディング曲に大抜擢となった。

abingdon boys school 西川貴教 コメント
abingdon boys school はこれまでもアニメへの楽曲提供をいくつか手がけているのですが、これまでのそれとは違い、今回は現代の日本を舞台にした"パラレルワールド"ということで、歌詞の部分ではこれまでの楽曲の中でも、特にストレートさに拘って制作しました。近年の日本のアニメーションが世界的な評価を受ける中で、確実に一石を投じるであろう社会派アニメ『東京マグニチュード 8.0』に僕らも期待しています。

辻 詩音 コメント
初めて「東京マグニチュード8.0」という題名を聞いたとき、ドキっとしました。地震はいつきてもおかしくないことなのに、考えるのが怖くて避けて通ってきたように思います。M/elodyの歌詞の中に「見えない明日怖がったり…そんなことはもうやめよう」という部分があるように、怖がってるだけじゃなくちゃんと向き合って、今なにができるのかを考えたいと思いました。

東京マグニチュード8.0 ストーリー
夏休みに入ったばかりのお台場。中学1年生の未来は、弟の悠貴に付き合わされロボット展を見に来ていた。はしゃぐ弟を横目に、反抗期真っ盛りの未来は退屈そうにケータイをいじっている。「毎日毎日ヤなことばっかり…。いっそのこと、こんな世界、壊れちゃえばいいのに」そう思った瞬間、突然地面が激しく揺れた。東京を襲った、マグニチュード8.0の海溝型大地震。連絡橋は崩れ落ち、東京タワーは倒壊―。一瞬にしてすべてが変わった東京。未来は悠貴の手をひき、お台場で出会ったバイク便ライダー・真理の力を借りながら世田谷にある自宅へ向かう。果たして3人は無事に家に帰ることができるのか―。
7月9日(木)より毎週木曜24:45〜フジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送(※初回放送は25:00スタート)

abingdon boys school辻詩音 - アーティスト情報
東京マグニチュード8.0

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