今回は「向上心」や「モチベーション」と一般的に呼応される能力(資質)を新卒採用面接で評価する際の大きな問題についてお話していきます。


ほとんどの採用面接官は「向上心」や「モチベーション」を、
要は「やる気があるかどうか」で理解しようとします。

つまり、面接官がやる気を感じるかどうかは学生の「態度」や「発言」で
決まるわけです。


ですので一般的には、

?元気で声が大きく
?姿勢が良くさわやかで
?ユニーク

かつ、大きな経験をしていると、いとも簡単に「よし!彼はやる気がある!」
と断言してしまいます。


でもこれは間違いだらけ、と言わざるを得ません。

日本人として普段慎ましく自己主張の上手でない普通の学生が、志望度の高い
企業の面接では、その意欲の高さを「態度とプレゼン力」で3倍程度に見せる
ことができる―

これが、「面接で向上心があるように見えてしまう」原因のひとつである
といえるでしょう。

つまり、これは善意の演出の世界なのです。

実際の職場で面接官が部下のやる気を評価するときは、“実績”なのに、
どうして採用面接では“自己PRや声の大きさや態度”しか見ない
のでしょうか。

これは、きっと新卒採用面接とはそういうものだ、という思い込みがあるに
違いありません。

「所詮1時間ほどの面接を重ねても、最後は働かせてみなければわからないよ」
―これはこれで真実だと思いますが、一方で、社内の評価システムとそこで
評価される人材を調達する採用における評価システムが全く違う、という
ことに誰も疑問を持たないことは大きな問題といえます。

もちろん彼らは部下と違って、被面接者の普段の姿を知らないので、
実績を正しく評価することは難しいかもしれません。

しかし一方で、しっかりとした面接スキルを身につけた優秀なマネージャー
であれば、本人の口からこれを聞き出し、評価することは可能です。


さて最後に、「向上心」について触れておきましょう。

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