【戸塚啓コラム】厄介なレフェリーとの付き合い方
2009年06月08日11時05分 / 提供:livedoor スポーツ
- ウズベキスタン戦レビュー
まあとにかく、呆れるほどに酷いジャッジの連続だった。サッカーにホームタウン・デシジョンがあるとしても、アジアのレフェリーはレベルが高くないとしても、ウズベキスタン対日本戦で笛を吹いたシリア人は判定が偏り過ぎていた。
長谷部誠への一発レッドは、過剰な反応だったと言わざるを得ない。「(相手に)当たってはいるけど、退場とかそういうレベルではない」という長谷部の説明は、決して言い訳ではなかったはずだ。
岡田監督への退席処分にしても、あれだけ選手がファウルを浴びているのに、ベンチでじっとしていられるはずがない。バスマ・モフセンという名前は、これからも覚えておくべきだ。
「何か言ったら絶対にイエローになると思ったから。我慢の試合だった」と大久保嘉人が振り返ったように、選手たちは溜まる一方のストレスを決して吐き出さなかった。過去の国際大会やACLなどの経験から、アジアの主審に対する免疫ができていたことも、冷静さを保てた一因だったに違いない。
ただ、わずかな物足りなさも残る。主審の判定には、もう少し臨機応変に対応するべきだと思うのだ。
正当だと思ったプレーをファウルと判定された場合は、抗議したい気持ちをのみこむほうがいい。執拗なアピールが警告につながる可能性は高いからだ。
その一方で、明らかな反則を取ってもらえなかった場合は、そのまま流してばかりではいけない。プレーが止まったところで、「さっきのプレーは反則じゃないのか」という確認をするべきだ。
それでジャッジが覆ることはないとしても、確認という主張をすることで、主審に心理的な影響を与えることはできる。「いまのはなぜ取ってもらえないのか」とか「相手は同じようなプレーでFKになっているじゃないか」といった確認を繰り返すことで、それまで流されていた反則を取ってもらえることもある。異議とみなされないギリギリの範囲で確認をすることで、「日本には神経をつかわないといけないぞ」と思わせておくことも大切だ。
アジアで戦っていく限り、同じ主審にであう機会はこれからもあるからである。いつも素直でいてはいけない、と思うのだ。
・戸塚啓コラム - サッカー日本代表を徹底解剖
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