2009年度補正予算案が、29日夜成立した。補正予算案にはエコポイントや子供手当て、「国立メディア芸術総合センター」設立などが含まれる。同センターはマンガやアニメ、ゲームを収集展示する計画なため、「国営漫画喫茶」とも呼ばれており、候補地はお台場、事業費は117億円を計上している。

 これについて、『ASUKA』)(角川書店)、『BE-LOVEパイン』『BE-LOVEペア』(講談社)などの作品で知られるサスペンス・ホームドラマ漫画家の牧村しのぶ氏が自身のブログで異議を唱えている。

 牧村氏は「読者が漫画雑誌、コミックスを買わなくなり(中古で買う人が増えている)、作り手は利益が上がらず予算が圧迫され紙質も落とし人件費も削り休刊続出で苦労しています」と漫画家の窮状を語っている。

 さらに、国営漫画喫茶を通じてレベルの高い日本の漫画文化を世界にアピールし後世に残していくという点について、「漫画と言うのは、ハコモノに腹を立てる貧乏人の味方です。みんなが食べられれば漫画なんて残らなくてもいいのです。『文化』だけ残せなんて、なんだか特権をほしがっているようで笑っちゃいます。特権なんていりません。作品を残したいなら自分の頭と金を使って残せばいいことです」と書いている。

■関連リンク
国営漫画喫茶は無駄使い・再び(牧村しのぶのブログ)

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