新社会人が上司から飲み会に誘われたときの反応とは

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4月にデビューした新社会人生活も、気がつけば6月が目前。配属も決まり、職場の上下関係や自身の身の置き所が気になってくるころではないでしょうか? そこで仕事の付き合いやコミュニケーションに必要になってくるのが飲み会。では、一見笑顔で飲み会に参加する彼らのホンネは、どのようなものなのでしょうか?

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インターネット調査会社のマクロミルは、今春新たに社会人となった男女516名を対象に「新社会人の意識調査」を実施。その中で、「会社の上司や先輩から飲み会に誘われた場合、どの程度参加したいか」を尋ねたところ、「参加したい(参加したい+なるべく参加したい)」と回答した人は、全体の82%にのぼりました。若者の酒離れが話題となる昨今では、正直意外な結果です。

参加したい理由(複数回答)を詳しく見てみると、「職場の人間関係を円滑にするため」が83%で最も多く、「仕事の上で参考になる話が聞けるから」「仕事や社内の情報収集ができるから」がそれぞれ57%。“飲みニケーション”という言葉は、“場の空気”に敏感な世代においても重要なのでしょう。

一方の参加したくない理由を見ると「プライベートの時間を大切にしたいから」(60%)「飲み会やお酒が好きではないから」(48%)など、自分に正直な意見が並びます。良い意味で自己主張をしっかりとする面は、これからの社会で貴重な存在となるかもしれません。

とはいっても、彼らはリーマンショックを機に、内定取り消しなどの困難が直撃した身。社会のキビしさを先取りしただけあって、ホンネと実際の行動には差があるようです。実際に「仕事とプライベートの付き合いを分けたい人」は52.1%と過半数を超えています。イマドキの若者もホンネとタテマエをうまく使い分ける、“日本人らしい”性質を受け継いでいるのではないでしょうか。

ちなみに世界不況の中、新社会人の75%は「今年入社のタイミングは幸運だったと思う」と感じているようです。「今年だったら現在の勤務先には就職できなかったと思う」と40%の新社会人が答えているあたり、職場での人間関係に人一倍気を使うのは当然かもしれません。

したたかな新社会人のカイシャ生活はまだまだ始まったばかり。世界的不況とは反対の明るい未来を、彼らならずとも期待したいものです。【東京ウォーカー】

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