【サムライ通信】結果を残した「控えメンバー」
2009年05月28日15時47分 / 提供:livedoor スポーツ
DFラインを高く保ち、前線からボールを奪おうと来るチリは、自陣に引きゴール前を固めるアジアの国とは全く違うサッカーだった。そんな相手に日本は効果的なサッカーを見せた。
「今日は日本が非常にボール回しが素早かった。我々は、ピッチ全体においてボールを奪うことができなかった」と、チリのビエルサ監督も語っている。
中盤でボールを奪うと相手のDFラインの裏を意識した攻撃へと転じる。ボランチの長谷部までが前線へ顔を出す。オランダでの経験からか、よりシュートを意識するようになった本田圭佑は、パスを出すよりも受け手としていい動き出しを見せた。岡崎はもちろん誰もが縦(ゴール)を意識していたように感じた。ゴール前にスペースがあるため、余裕を持ったプレーが出来たのも事実だろう。
「(今日は)新鮮でしたよ。攻撃は良かったと思う。みんなの特徴が出ていた。岡崎は裏を狙うのが得意で飛び出せる。機能していたし、相手も怖かったと思う。本田も体の強さをいかせていましたしね」と玉田圭司は振り返る。
「相手のカウンターもそれほど怖くはなかった。サイドへ揺さぶられるような形になればイヤだったけれど、そういうこともなく、ボランチからパス1本という形だったから。この相手なら、これくらいの点差がついて当然じゃないかな」
遠藤のいう“この相手”というのは、南米予選でのチリをさしているのではなく、“今日のチリ”ということだろう。長谷部も「レバークーゼンのセンターバックのビダルを含めて、良い選手が来ていなかった」とチリについて語っている。欧州でプレーするほとんどの選手が来日していない。相手は主力を欠いた状態であることも事実だった。
しかし、相手の状態を別にしても今日の試合について、監督が得た手ごたえは小さくはなかったはずだ。田中達、中村俊、大久保、松井、長友、闘莉王……主力と呼ばれる選手が不在だからこそ、テストすることができる選手もいたはず。まさに「日本代表の底上げに繋がった試合」だった。
18歳でデビューした山田、2得点の岡崎や新しい力を見せた本田と言った若手の活躍に注目が集まる試合だったが、私は久しぶりに先発した阿部、今野が自身の存在意義を証明した試合だったと感じた。阿部はセンターバックで、今野は右サイドバックでの出場だ。
両者は共にボランチの選手としてプロデビューを飾っているが、所属クラブでも代表でも、センターバック、サイドバックとしても起用されている。いわゆる複数のポジションが出来る選手だ。しかし、それゆえになかなか先発出場の機会に恵まれなかった。特にメンバーが固定されつつある現代表では、ベンチで過ごす時間も長かった。
「代表で試合に出られなくても、まずは所属クラブで一所懸命やるだけだと思っていた。そうやってきたことが、今のところ生きていると思うし、クラブでやってきたことを信じて、代表でもやっているから、自信を持ってプレーできている」という阿部は、07年センターバックで出場していたアジアカップのときよりも格段に落ち着いたプレーを見せていた。
「試合に出られないということは、まだまだ自分には足りないところがあるなって言う風に思っていた。でも腐らずに楽しく、良い緊張感で練習が出来ていたので、なんとも思っていなかった。代表は勉強する時間だから。もちろん代表で生き残っていくためのプレッシャーは大きい。でも、ずっと代表に入っていたいという気持ちもあるし、1日1日練習から精一杯やることだけを考えていた」と話す今野のひたむきさが、今日の先発へと繋がったのかもしれない。1対1での強さなど長友にはない持ち味を発揮していた。
「今日は日本が非常にボール回しが素早かった。我々は、ピッチ全体においてボールを奪うことができなかった」と、チリのビエルサ監督も語っている。
中盤でボールを奪うと相手のDFラインの裏を意識した攻撃へと転じる。ボランチの長谷部までが前線へ顔を出す。オランダでの経験からか、よりシュートを意識するようになった本田圭佑は、パスを出すよりも受け手としていい動き出しを見せた。岡崎はもちろん誰もが縦(ゴール)を意識していたように感じた。ゴール前にスペースがあるため、余裕を持ったプレーが出来たのも事実だろう。
「(今日は)新鮮でしたよ。攻撃は良かったと思う。みんなの特徴が出ていた。岡崎は裏を狙うのが得意で飛び出せる。機能していたし、相手も怖かったと思う。本田も体の強さをいかせていましたしね」と玉田圭司は振り返る。
「相手のカウンターもそれほど怖くはなかった。サイドへ揺さぶられるような形になればイヤだったけれど、そういうこともなく、ボランチからパス1本という形だったから。この相手なら、これくらいの点差がついて当然じゃないかな」
遠藤のいう“この相手”というのは、南米予選でのチリをさしているのではなく、“今日のチリ”ということだろう。長谷部も「レバークーゼンのセンターバックのビダルを含めて、良い選手が来ていなかった」とチリについて語っている。欧州でプレーするほとんどの選手が来日していない。相手は主力を欠いた状態であることも事実だった。
しかし、相手の状態を別にしても今日の試合について、監督が得た手ごたえは小さくはなかったはずだ。田中達、中村俊、大久保、松井、長友、闘莉王……主力と呼ばれる選手が不在だからこそ、テストすることができる選手もいたはず。まさに「日本代表の底上げに繋がった試合」だった。
18歳でデビューした山田、2得点の岡崎や新しい力を見せた本田と言った若手の活躍に注目が集まる試合だったが、私は久しぶりに先発した阿部、今野が自身の存在意義を証明した試合だったと感じた。阿部はセンターバックで、今野は右サイドバックでの出場だ。
両者は共にボランチの選手としてプロデビューを飾っているが、所属クラブでも代表でも、センターバック、サイドバックとしても起用されている。いわゆる複数のポジションが出来る選手だ。しかし、それゆえになかなか先発出場の機会に恵まれなかった。特にメンバーが固定されつつある現代表では、ベンチで過ごす時間も長かった。
「代表で試合に出られなくても、まずは所属クラブで一所懸命やるだけだと思っていた。そうやってきたことが、今のところ生きていると思うし、クラブでやってきたことを信じて、代表でもやっているから、自信を持ってプレーできている」という阿部は、07年センターバックで出場していたアジアカップのときよりも格段に落ち着いたプレーを見せていた。
「試合に出られないということは、まだまだ自分には足りないところがあるなって言う風に思っていた。でも腐らずに楽しく、良い緊張感で練習が出来ていたので、なんとも思っていなかった。代表は勉強する時間だから。もちろん代表で生き残っていくためのプレッシャーは大きい。でも、ずっと代表に入っていたいという気持ちもあるし、1日1日練習から精一杯やることだけを考えていた」と話す今野のひたむきさが、今日の先発へと繋がったのかもしれない。1対1での強さなど長友にはない持ち味を発揮していた。
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