【ぶれない仕事観シリーズ】 いまや仕事の「効率化・省力化」(=ラク化)信仰は仕事・生活のすみずみまで浸透している。しかし、ラクは必ずしも楽しいを意味しない。


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あるテレビ番組を観ていたら、
タレントの清水國明さんがこのようなことを言われていた―――

「田舎暮らしは楽しいけど、決してラクやないんです。
逆に、都会暮らしはラクですけど、楽しくないですねぇ」。

つまり、田舎に住むと、スーパーや病院、駅などが遠くにある。
電車だってすぐに来ない。
生活はクルマがないと始まらないが、大雪が降れば、雪かきから始めなければならない。
いろいろなことが不便で、そりゃもうラクではないというのです。

しかし、その不便さがかえって楽しいし、人とのつながりもできる。
だからこそ田舎は楽しい。
その一方、都会は何でも揃って、すべてのものが近くにある。
けれど、生活が何か楽しくない、のだそうです。

「楽(ラク)」と「楽しい」は、同じ字を使うが、含んでいるものは違う。

「ラク」は、効率(省力や要領)を求めるが、
「楽しい」は、必ずしも効率を求めない。
ときに、「楽しい」は、無駄や苦労を求めるし、
手間ヒマこそが楽しみを与えることは世の中にたくさんある。

ちょっと考えてもみてください。
あなたが死ぬ間際に、家族に向かってこう自慢できますか?

―――「私の人生は、実に“効率的でラクな人生”だった」と。

それよりも、
「私の人生は、確かに無駄は多かったし、苦労も多かった。
でも楽しかった。みんな、ありがとう!」と言えたほうが、どれだけいいでしょう。

ラクばかりを追い求める仕事・人生は、スカスカになりますよ。


【すべてのビジネスパーソンへの問い】
□その仕事は効率化の名のもとに要領だけで形を整えたものではないだろうか?

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