“燃える闘魂”アントニオ猪木が前民主党代表・小沢一郎に言いたい放題だ。

TSUTAYA online『雑誌ネット』で連載するコラム『アントニオ猪木の闘言(トーゴン)』第85回では、「小沢代表辞任の始末」と題し、元参議院議員でもある猪木が小沢代表辞任劇を振り返った。

その冒頭で、「まずズバリ言えば、あれだけ超ベテランの小沢一郎にしてはセコかったよな」と切り出した猪木は、「確かに一昔前なら政治権力で(不正も)通っちゃったと思うんだよね」と言い放つ。また、小沢氏が行った弁明については、「小沢さんが西松建設との関係で秘書が逮捕されたことに対して“なぜ(選挙間近の)こんな時期に”って国策捜査を疑ってたけど、どう考えたってそんな重要なことを知らないわけがない」と述べてはいるものの、猪木にしては、すでに世間一般で指摘をされているような論調に留め、猪木独自の解釈や意見はなかった。

それでも、コラム後半では、「どこまで行っても小沢さんが首相になれないっていうのは、もしかしたら前世がなんであったか、そこまで遡って考えないといけないのかもしれないぜ」と小沢氏の前世にまで言及し、ようやく“らしさ”を出してきた猪木。その最後には、「もっと政治家は宗教的な話というか、イスラムやキリストじゃないけど、宗教とはなにかを勉強しないといけないのかもしれないよ」と提案、その理由を「宗教の構造が理解できれば社会の構造もわかるのかもしれない」と語るのだった。