今年の3月末に行われたある結婚式。その最中に殺人事件を起こしたとして告訴されている男性が、詳細を明らかにし始めている。当初は彼一人の犯行と思われていたが、複数名による犯行が明らかになった。


事件は3月29日、南アフリカ西ケープ州のパールという町で起こった。殺されたのは、エイドリアン・プラージス17歳。彼は結婚式が行われている会場の駐車場で車上荒らしをしていた。それを発見されて暴行を受けた挙句死亡。当初、殺人の罪で起訴されていたのは結婚式に参列していたプレトリウスという男性。その後、プレトリウスは「やったのは自分ひとりではない」として、複数の関係者を挙げている。

もう一人の関係者はプレトリウスの親友。事件当夜、お金のない彼らは式場内にあるバーでお酒を買えないために、外へお酒を買いに行っていた。夜9時過ぎに何度目かの外出をする際、一台の車の車内ライトがついており、中に知らない少年がいた。不審に思った彼らが近づいていくと、車の横にはラップトップや鞄が転がっていた。彼らは車上荒らしの少年を車から引きずり出し、結婚式会場へ車の持ち主を探し出すために連れて行った。

彼の友人と持ち主、そしてもう一人の第三の男が少年を結婚式会場から少し離れた暗闇まで連れて行った。残されたプレトリウスが待っていると、3人は戻って来た。特に第三の男は靴に血がついており、洗い流したいともらしていた。その頃になると野次馬が外にでき始め、新婦は車上荒らしの少年のことは放って置くように言っていた。また新郎は少年のことを知っているようだったという。

プレトリウスは少年が逃げていくのを見たというが、結婚式の次の日、少年は彼の家の5キロ手前で死んでいるのを発見された。解剖の結果、少年は内臓が破損しており、特に肝臓が破裂していたという。警察は関係者から事情を聞くとともに、更なる逮捕者が出ることを示唆している。

(編集部:近藤仁美/From South Africa)

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