婚活、離活に続いて、最近「朝活」がブームになっている。文字の通り、朝早起きして活動することや、朝型の生活スタイルを指す。早起きが大事とわかっていても、遅くまで飲んだ翌日や、低血圧だと起きるのは辛い。異性に優しく起こしてもらえたら…なんて妄想を抱いている人もいるだろう。そこで、ビジネスパーソンの朝の過ごし方、いわゆる「朝活」についての調査が行われた。

調査を行ったのはコンシェルジュによる結婚相手紹介サービスを展開する株式会社パートナーエージェントだ。調査は今月12日から14日の3日間に20代から40代の未婚男女456名を対象にインターネット調査により行われた。

調査ではまず、仕事のある日の起床時間を尋ねた。その結果、男性のピークが「6:00〜7:00」であるのに対し、女性のピークは「6:30〜7:30」と、30分程度であるが男性の方が早く、朝型傾向にあることが分かる。その一方で就寝時間を聞いてみると、ピークは男女ともに「0:01〜1:00」であるが、次に多いのが男性は「1:01〜2:00」であるのに対し、女性は「23:01〜0:00」であった。女性の方が睡眠時間を沢山取る傾向にあり、男性は睡眠時間を減らしてでも早起きする傾向にあると言えよう。

次に、寝起きのスッキリして頭に入りやすい時間帯を有効活用する「朝活」という言葉について知っているか尋ねたところ、男性は28%、女性は25%が知っていると回答した。まだ4分の1程度ではあるが、徐々に浸透しつつあるようだ。その中で、「朝活」を実施している人は男性がおよそ10%、女性はおよそ5%であった。「朝活」に対してのイメージは「健康的」「デキる人」「かっこいい」といった声が多く挙がっており、憧れこそ持っているものの、実際に「朝活」を行っている人は少ないという実態が明らかになった。

また、「朝活」の時間があったら何をしたいか聞いたところ、男性は「仕事の前倒し」「会議」「ビジネススキル講座」など仕事関係を多く挙げたのに対し、女性は「ブラッシュアップ講座」「スポーツ」「美容やエステ」の割合が高く、「自分磨き」をしたい人が多いようだ。

ところで、調査では「朝起こしてもらいたい有名人」について男女別に尋ねた。その結果、女性では女優の仲間由紀恵さんが「男性が選ぶ女性タレント」「女性タレント総合」のどちらも部門でも1位となった。その理由については「やさしく起こしてくれそう」「あの声で起こされたい」といった声が多かった。このほか、「男性が選ぶ…」部門の2位には新垣結衣さん、総合4位には綾瀬はるかさんと上戸彩さんが同票でランクインし、今をときめく若手女優が名を連ねているが、その一方で3位には歌手の和田アキ子さんがランクイン。これは、「起きざるを得ない」「気合が入る」といった理由で、同性からの支持が多かったようだ。

また、男性では俳優で歌手の福山雅治さんが「女性が選ぶ男性タレント」「男性タレント総合」どちらも2位に大差をつけて1位となった。このほか、「女性が選ぶ…」部門の2位は玉木宏さん、3位は水嶋ヒロさんなどとなっており、女性からは低音ボイスの男性が支持される傾向にあるようだ。

なお、同性票も含めた総合ランキングでは、2位にアントニオ猪木さんランクイン。こちらもアッコさんと同様に「気合が入る」「起きざるを得ない」という理由での入選だ。


近年、日本のビジネスパーソンが欧米のエリートビジネスマンのように残業・徹夜型から効率的な朝型へシフトしてきていると言われている。例えば、ワタミグループやトリンプインターナショナルなど大手企業は早朝から全社会議を行っているという。これからますます「朝活」が浸透していくだろう。今回の調査結果の詳細は株式会社パートナーエージェントのホームページで公開されている。
(編集部 鈴木亮介)

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【参照】
http://www.value-press.com/pressrelease.php?article_id=39455