「ルミネvsベルク」のその後 ここにもJRタブーが!?
2009年05月21日11時00分 / 提供:日刊サイゾー
「2月に入ってからルミネさんの呼び出しがあり、とりあえず退店期日は延期するとのお話がありました」(迫川尚子・ベルク副店長)
延期の理由として、ルミネは利用者からの反響を挙げているとのこと。さすが、公共性の高い駅ビルのオーナーだけあって対応が柔軟だ......と思いきや、残念ながら事態はそこまで好転してはいないようだ。
「立ち退きは『遺憾ながら』延期するというもので、現に、出て行く意思がないならと、今は月額30%の賃上げを求められています」(同)
ルミネとしては、あくまでベルクに退店を求める方針に変わりはない模様だ。ファンとしては気が休まらないだろうが、さらに見逃せない問題がある。
ご存じの読者も少なくないだろう、ベルクはこの立ち退き騒動だけでなく、昨年、井野朋也店長が上梓した『新宿駅最後の小さなお店ベルク』(ブルース・インターアクションズ)が1万部を超えるロングセラーとなり、注目を集めている。そこで最近では、複数のテレビ局から取材申し込みが相次いでいるものの、家主であるルミネがそれらを拒否しているというのだ。
「あるディレクターさんは、ベルクをグルメ番組で取り上げたいので、立ち退き問題には一切触れない、取材日もいつでも構わないと申し込んだにもかかわらず、近々バーゲンがあること、ルミネがファッションビルだ(=飲食店であるベルクはコンセプトに合わない)ということを理由に断られ、企画を断念したそうです」(井野店長)
嫌がらせと取られてもおかしくない理不尽な理由だが、そもそも、テレビ局が家主に取材を事前に申し入れるのは、撮影機材などが他の利用客の迷惑にならないことを確認するための、いわばマナーの問題のはず。必ずしも従う必要はないように思うのだが──。
「ただ、ルミネの親会社はJRでしょ。JRの意向に反してまで企画を通そうというテレビマンは、なかなかいない。民放テレビ局にとってJRグループは大スポンサーだし、かつて『週刊文春』のキヨスクでの販売を拒否するという実力行使に出た過去もあるからね」(民放報道番組プロデューサー)
「週刊文春」販売拒否事件とは、94年6月から同誌が連載した「JR東日本に巣くう妖怪」をめぐって、JR東日本が管内キヨスクでの同誌の販売を一方的に拒否した一件のこと。キヨスクという巨大流通網を盾にした事実上の言論封殺は大きな批判を呼んだが、結局、文春は"全面降伏"ともいえるお詫び記事を掲載。以後、JR批判はマスコミの間でタブーとされてきた経緯がある(一昨年、「週刊現代」が同様の批判キャンペーンを展開した際にも、JR東日本は同誌の中吊り広告を拒否している)。ちなみに、「週刊文春」販売拒否事件当時、JR東日本の総務部長としてキヨスクでの販売拒否の正当性を主張していた花崎淑夫氏は、現在、ルミネの代表取締役社長だ。
民放各局が及び腰になるのも頷けるが、それでも、評論家の佐高信氏はメディアの姿勢を手厳しく批判する。
「ルミネには、昨年、JRウォッチ(JRに安全と人権を!市民会議)の代表としてベルクへの違法な立ち退き勧奨の即時中止を求める要請書を送付しているが、今回の件で問題なのは、むしろ(民放)テレビ局のほう。ルミネが取材を不許可としただけで(法的効力がないにもかかわらず)それを突破できないとは、情けないの一言に尽きる」
せめてもの救いは、頼りにならない大手メディアの代わりにベルクを見守る、多くのファンの存在か。JR東日本グループにおいて、「内外の法令やルールの遵守はもとより、人権や地域の文化を尊重し、高い倫理観を持って社会全体の発展に貢献」するという素晴らしい指針が実践されているか否かを、利用者は注視している。
(文=編集部)
【関連記事】 "取締役グラドル"仲村みうが所属プロのビジネスにダメ出し!
【関連記事】 大衆薬の通信販売が規制へ 不可解な経緯の裏側とは?
【関連記事】 モーニング娘。より儲かる? 『花畑牧場』のオイシイ経営
【関連記事】 「BRIO」休刊は光文社前社長への当てこすりだった!?
【関連記事】 "編集者のバイブル"もついに...月刊誌「編集会議」が休刊へ
【関連記事】 「有名雑誌が次々と...」'08休刊雑誌プレイバック
【関連記事】 「週刊少年ジャンプ」の裏側を描いたノンフィクション「少年リーダム」
【関連記事】 山口瞳、大橋巨泉、寺山修司......元「週刊現代」名物編集長の競馬交友録
【関連記事】 ビートたけしが放った『FAMOSO』は新世紀版「たけしの挑戦状」か
Ads by Google
コメントするにはログインが必要です
関連ニュース:ベルク
- 「契約書に効力なし!?」またも新宿ルミネで立ち退きトラブルが発生中日刊サイゾー 11月25日21時10分(1)
- 心の専門家がナビゲートする、聴くと眠くなるCD
BARKS 10月29日16時33分(1) - なぜギャップが生まれる? 環境都市とその実態
Business Media 誠 11月24日14時23分 - あと何時間動いてくれるの? パワー残量を教えてくれる時計
Business Media 誠 11月24日10時35分 - 本と本棚は一体であった神保町BookSalon 11月23日09時00分
|
1,500円
Gmarket
|
4,410円
世界のおみやげ屋さん
|
1,300円
Gmarket
|
3,276円
スポーツキング
|
経済アクセスランキング
- 「契約書に効力なし!?」またも新宿ルミネで立ち退きトラブルが発生中日刊サイゾー 25日21時10分
- 穴吹の“死期”早めたゴタゴタ内紛劇 あっという間の破綻ZAKZAK(夕刊フジ) 25日17時00分
- 「JALよ、アナログへ帰れ!」元部長が経営再建へ提言ZAKZAK(夕刊フジ) 25日17時00分
- 朝日新聞の中間決算短信から「おサイフ事情」をチェックしてみる(2010年3月期中間決算版)Garbagenews.com 25日07時40分(16)
- “年上の部下”に手を焼くミドルが増加中!断絶の壁を崩すコミュニケーションの秘訣 ダイヤモンド・オンライン 25日11時05分(8)
- 個人投資家の約半数は「金融資産300万円以下」Garbagenews.com 25日07時35分(6)
- 【コラム】 本格派のお店も急増中!世界の日本式ラーメン事情とは?R25.jp 25日11時00分(1)
- 賃金カットは違法か? 正しい“給与明細の見方”
東京ウォーカー 25日10時17分(2) - 専業主婦の借金……38%の夫は知らない
Business Media 誠 25日12時49分(2) - 質屋って、どうやってお金を儲けてるの?
教えて!ウォッチャー 25日17時00分(1)
注目の情報
47才の男が使うと…今、このシャンプーが90万本もバカ売れしている。なんでも通販のみ
にも関わらず、「毛髪に悩む男性」に凄く売れてるのだと。試しに注文
してみると…「えーっ!」と驚くほど。それは47才の…
ある男が語る秘密≫


















行きの電車、帰りの電車で