まだ人・人の感染ではないようですが、ついに東京でも新型インフルエンザの感染者が発生してしまいました。ただでさえ不足しているマスクが首都圏も全滅必至の勢いとなるのはほぼ確実。既に関西圏では「マスクをしていないとなんだか白い目で見られるほどマスクを付けている人が多い」状態だったり、ちょっと「ごほごほ」と咳き込むだけでいやな雰囲気が漂ったりする状態になっているケースも実際に見受けられます。挙げ句の果てにはネットオークションで1980円だったのに1万7000円で落札されるほどマスクの価格が高騰するといった感じの異常事態にまで発展しています。

そこでお役立ちなのが、新潟県にある片貝医院がページ上で公開している「ペーパータオルでマスク作り」というコンテンツ。なかなかそれっぽいマスクが自作できるようです。

作り方は以下から。
ペーパータオルでマスク作り

用意するものは「ペーパータオル」「輪ゴム2個」、そして「ホッチキス」。これならどこでも手に入りそうです。


まずはこうやって2つに折ります。紙は始めに2〜3枚重ねてもOK。


さらに真ん中に合わせて折る


折った部分を半分に折り返します


裏返して真ん中に合わせ、さらに折りたたみます


真ん中で完全に折りたたんで、いわゆるジャバラ状態にします


あとは両端に輪ゴムを乗せてからホッチキスで固定


完成


装着するとこうなるそうです。輪ゴムの位置を調節すれば大人だけでなく子どもも装着可能とのこと。確かに関西圏でよく見かけるのが、親子連れで親の方はマスクをしているが、子どもの方は何も付けていないというケース。なので、これはかなりうれしいかも。


なお、医療用のN95マスクのように装着した人がインフルエンザウイルスを吸入しなくなる程の効果があるわけではないとのことです。

しかしながら今回の新型インフルエンザ対策において、マスクの装着はどちらかというと自分への感染を防ぐのではなく、自分が咳やくしゃみをすることによって周囲に飛沫を飛ばす「飛沫感染」を抑止して集団感染を防ぐのがメインであるため、この自作マスクは何もしないよりはよいのではないでしょうか。

・関連記事
「インフルエンザA(H1N1)」について最低限知っておくべき情報とネット上の信頼できる情報源まとめ - GIGAZINE

厚生労働省がYouTubeに公開しているムービーが新型インフルエンザ対策としてかなり参考になる - GIGAZINE

インフルエンザの予防接種の値段はどうやって決めているのか - GIGAZINE

15分でインフルエンザかどうかすぐに検査できる「キャピリアFlu A+B」を試してみました - GIGAZINE

1976年にアメリカ軍で発生した「豚インフルエンザ」の人間への集団感染事例とは? - GIGAZINE

記事全文へ