■ホームで3−0完勝

セリエA第36節の8試合が17日に行われ、前日に2位ミランが敗れたため4連覇が決まったインテルが、自ら優勝を祝う快勝を収めた。シエナをホームに迎えての試合は、前半終了間際にカンビアッソが決めて先制すると、後半にはバロテッリ、イブラヒモヴィッチが加点し、3−0で勝った。試合前日の深夜、優勝の喜びからバスでファンの待つドゥオモ広場まで繰り出し、モウリーニョ監督の機嫌を損ねた選手たちだったが、優勝チームにふさわしいパフォーマンスだった。

 

一方、CL出場権獲得を争う4位フィオレンティーナと5位ジェノアは、明暗が分かれた。フィオレンティーナはホームでサンプドリアと戦い、ジラルディーノが前半に決めたゴールを守りきって1−0で勝利。ジェノアは残留争い組のキエーヴォと戦い、先制されたもののミリートのPKとオリヴェイラのFKで逆転したが、85分にペリシエルに痛恨の2ゴール目を許して2−2で引き分けた。

CL出場という歴史的快挙を目指すジェノアだが、これでフィオレンティーナとの勝ち点差は5に開いてしまった。

 

残留争いは、16位のキエーヴォが勝ち点37、17位トリノが同34、18位ボローニャが同33、19位レッジーナは同30となっている。