17日、TBS系列「S☆1Jスポ」では、司会で巨人軍OBの槙原寛己氏と、東北楽天ゴールデンイーグルス・野村克也監督の対談が放送された。

「最近、ちょっと楽を覚えてきてね。岩隈の影響かなと思って」。楽天のエース・田中将大について、そうボヤきを口にした野村監督は、「100球くらいになると、(田中が)もう一杯です。“代えて下さいって言うんだよ”。頭にきてね。(チームが)7点取ってんだよ。“投げろ”って言ったら、“もう一杯です”って。そういう楽を覚えてきたから、心配っちゃ心配。岩隈病か?」と続けた。

すると、そんな田中に番組が直撃取材。「それは、そう仰られているので、まあ、そうだと思いますしね。全部が全部、完投は無理な話ですし、自分としても、完投に対するこだわりはないですけど、中継ぎの人達を助ける意味でも、できるだけ長いイニングは投げられたらなと思っています」と心なしか、ムッとした表情で話す田中に、番組スタッフが「神の子取り消しって言われたことには?」と尋ねると、「別にいいんじゃないですか?もともと普通の子ですし」と、こちらも真っ向から反発してみせた。

また、話題は交流戦へと移り、槙原氏から対巨人戦について訊かれた野村監督は、「歯が立たないでしょう」と前置きしながらも、「この前、巨人と横浜の試合をたまたま見てましたけど凄いね。ラミレスだのなんだの、他所の4番バッターばっかり、次から次へと出てくる。これは監督いらんわ」とバッサリ。さらには、東京ドームについても、「嫌だね、東京ドームは。当時、ファーストのベースコーチやってた渡辺が(ベンチに)帰ってきて、“どうも怪しい。(場内の)風向きが変わった”って言うんだよ。そういう疑惑はある」とも語り、不敵に笑った。